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芸術を学べる通信制――北海道芸術高校 2016年度卒業式


多彩な才能眠る生徒たちがはばたく

 

「「こんな人にはならない」そう思っているような人にいつの間に自分がなっているのを気づかせてくれた」卒業生答辞より(記事中盤)

 

「先輩たちがいたから乗り越えられた」「逃げずに向き合い変わることができた」ーー。

2017年3月13日に東京・池袋の「みらい館大明(元大明小学校)」にて挙行された北海道芸術高校(東京池袋・横浜)の卒業式では、約60名の生徒が卒業を迎えました。式では同校で挑戦をし、成長した生徒たちの言葉が印象的でした。後輩は先輩に感謝し、先輩は後輩を見守ります。様々なイベントが開催され、学年を超えて芸術作品を作り上げていく北海道芸術高校。卒業式ではそんな北芸の学校生活を垣間見ることができました。

 

個性豊かな卒業生たち、卒業証書を手に

 

卒業式は池袋の「みらい館大明」で行われた

 

北海道芸術高校は多彩なコースが魅力の通信制高校です。札幌、仙台、東京池袋、横浜、名古屋、福岡にサテライトキャンパスがあり、「マンガ・イラスト」「声優」「ファッション・ビューティー」「美容師」「ミュージック」「ダンス」「美術」「総合進学」の芸術分野を基礎から学ぶことができます。この日東京池袋のみらい館大明で行われた卒業式は、東京池袋サテライトキャンパスと横浜サテライトキャンパスの合同でした。

 

入場の様子

 

式は卒業証書授与、学校長式辞、来賓祝辞、美容師コース生徒による在校生送辞、声優コース生徒による卒業生答辞などが行われました。卒業証書の授与は佐藤校長より一人ひとりに手渡されました。

 

 

制服姿の生徒はもちろん、スーツや袴姿、髪を結い上げ桜の髪飾りをつけた生徒もいました。
自分たちの個性を失わず晴れ着をまとった北海道芸術高校の生徒たち。卒業証書を受け取る姿も未来に向けた自信に満ち溢れていました。

佐藤 徳崇校長による式辞
人間にとって普遍的な力「表現・表情」

 

北海道芸術高校 佐藤 徳崇校長は式辞より、卒業する生徒たちを称え、またわが子を支えてきた保護者を称えました。

佐藤校長は近年の科学技術の急速な進展を受けて「ロボット・人工知能が人間を超える日が来るのかもしれない。けれど知識をたくわえ、人の感情を読み取り、思いやりを持って接することはロボットではできません。どんな社会を迎えようとも本校の教育理念である「表情もまた学力である」。表情や表現を通して、理解し合うコミュニケーション力の重要性は変わりません」と話しました。

 

北海道芸術高校 佐藤 徳崇校長

 

声優養成所シャイン 武生 太郎事務局長による祝辞
「準備」が万全だった人が、夢を手にすることができる

 

また来賓祝辞は声優養成所シャイン 武生 太郎事務局長が述べました。

武生事務局長は「私の養成所の生徒に声優を目指すために一番大切なことは「準備である」と話しています。そして、考えることです。考えることができない人はなかなか声優になることは難しいのです。それはほかの世界でも一緒です。稀勢の里というお相撲さんが15年かけてやっと横綱になりました。これも彼がし続けてきた準備の結果だと思います。これからいろいろなことがあると思いますが、しっかりとした準備をして、そしてこの学校で学んだこと、仲間と過ごしたたくさんの思い出、それを力にして、それぞれの夢に向かって歩んでください」と卒業生にメッセージを送りました。

 

声優養成所シャイン 武生 太郎事務局長

 

在校生送辞・答辞
仲間がいたから気づけた、乗り越えられた

 

在校生代表の送辞は横浜サテライトキャンパス 美容師コースの前田さん、卒業生代表の答辞は池袋サテライトキャンパス 声優コースの時田さんが行いました。前田さんはいつも笑顔で支えてくれた先輩たちへの感謝の思いを、時田さんは北芸で様々なことを経験し、成長できたことについて話しました。下記にその一部を紹介します。

美容師コース前田さんの送辞
「先輩たちが信じてくれたからやりとげられた」

美容師コース前田さんの送辞の様子

 

「様々な先輩たちとの思い出の中で特に思い出に残っているのがアートコレクションです。学年を超えて、ひとつのものを作り上げていく中で、仲間同士で衝突してしまうことがありました。意見が全く出ず、話し合いにならないこともありました。どうしたらみんなの意見がたくさん出るのか、自分の気持ちを相手にうまく伝えられるのかたくさん悩みました。そんなとき先輩たちが私を信じてくれていることを知り、最後までリーダーとして頑張り切ることができました。先輩たちがいたからこそ、学年の壁を超え大きな舞台を成功させることができました。アートコレクションが終わった日に流した涙は一生忘れません。私の中で、大切な宝物です。私は先輩たちから人を尊敬することを学びました。ひとりの人間として、受け入れること、認め合うこと、そして尊敬すること。そんな温かい気持ちを先輩たちは教えてくれました。この教えを受け取りアートコレクションや日々の授業も頑張ります。そして私たちも新しいことに挑戦をし続けます」

 

声優コースの時田さんによる答辞
「自分の欠点に気づき、逃げずに向き合い変わることができた」

声優コースの時田さんによる答辞の様子

 

「高校生活は本当にあっという間だったと感じるほど、毎日が充実していました。1年生の頃は初めて出会う人たち、初めての環境に戸惑うことも多く、ときに乗り越え方がわからず、前に進めないこともありました。またひとつのものを作り上げる中で意見がぶつかり、何度も何度も話し合いを重ねたこともありました。そのときはとても辛いと感じていたのですが、悩む機会があったからこそ、仲間や先生方と話す機会が生まれ、協力することの大切さや難しさ、そして素晴らしさを学ぶことができました。(中略)

私はこの3年間で大きく変わることができました。きっかけとなったのは2年生のスクーリングでの出来事です。声優コースの授業では、グループごとの発表に向けて練習や準備を進めていました。私は発表をより良いものにしようと、積極的にグループ活動のまとめ役にまわりみんなの前に立ち、精一杯活動していました。そのときのことです。グループの仲間に「周りを見ていない。言い方がきついから一緒にやりたくない」と言われ、私はそのとき初めて「自分はこうはなりたくない」と思っていた人間になっていることに気づきました。そのときのスクーリングで自分の欠点に気づき逃げずに向き合い、またそんな自分を支えてくれたみんなのおかげで、変わることができました。こうして今、卒業生代表として送辞を述べさせていただけるのも、多くの人の言葉や支えてくださった皆様のおかげだと感じています」

 

芸術に特化した北芸、専門技術が学べることで、クラスの絆が深まり、先輩・後輩の間では、お互いを尊敬する心が育まれています。そんな北芸の様子がよく伝わって来るような、温かい卒業式でした。

 

温かな拍手に包まれて退場する卒業生たち

後輩からお花を送られる卒業生

 

 

北海道芸術高等学校はこんな学校

北海道芸術高校は多彩なコースが魅力の通信制高校です。サテライトキャンパスは【札幌】【仙台】【東京池袋】【横浜】【名古屋】【福岡】で展開しています。

「マンガ・イラスト」「声優」「ファッション・ビューティー」「美容師」「ミュージック」「ダンス」「美術」「総合進学」、芸術性に富んだコースが多数用意されており、高校生のうちから専門的な技術を身につけることができます。基本から応用まで3年間かけて じっくり学べるので初心者でも安心です。また、心理カウンセラーや先生方のバックアップも充実しているので、今まであまり学校に通えていなかった人でも、 自分の好きなことを通じて充実した学校生活を送ることができます。