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若者たちに必要な学びの環境とは


若者たちに必要な学びの環境とは

 

森薫のAnswer

“学び”とは、勉強と違って、主体的な活動です。勉強はある年齢に達すると、その生徒の能力や意欲に関係なく、同じ内容のものを与えられ、分かっても分からなくても、着々とレベルアップしていきます。そのために、教科の面での得意・不得意や興味・関心の偏りのある生徒にとっては、不得意分野や興味・関心の持てない分野の勉強は大いなる苦難を感じることになるのです。

学びは、自分が必要だと感じた時に取り組んで初めて、大きな成果を上げることができます。昔から、“好きこそものの上手なれ”といいますが、好きだから、集中でき、探求することが楽しく、そして上達することでまた意欲が湧くのではないでしょうか。

やる気を引き出すといわれる、神経伝達物質ドーパミンは、好きなことに取り組んでいる時に分泌し、褒められることで、さらに分泌量を増やすのです。

若者には、大いに好きなことに挑戦して欲しいと思います。好きなことを追求し、その道を究めようとすれば、必ず必要となる学びがあります。

本当の学びとは、必要に感じた時にその学びの場が与えられるというのが理想です。通信制高校・サポート校には、その人に合った学びの内容、学びの方法が準備されています。すべての教科をまんべんなく学ぶのではなく、自分の伸ばしたい専門分野に集中して学ぶことも可能です。

得意な分野で自信をつけてから、苦手な分野に取り組む方がはるかに精神的にも楽ではないでしょうか。

そして、過度な競争を強いられたり、急かされたりすることなく、自分のペースで自分探しができる環境が与えられることも学びの場としては必要でしょう。そういう点において通信制高校・サポート校は学びの環境としては理想的だといえます。

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<解答者>
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森 薫 (もりかおる)
1950年佐賀県に生まれる。中央大学を卒業した後、2007年まで東京都内の中学校で、心障学級・通級情緒障害児学級などを受け持ち、熱心な生徒指導で保護者からも信頼を集める。通信制高校副校長を経て、2012年、一般社団法人家族支援メンタルサポート協会を設立、理事長に就任。学びリンク総合研究所所長。
専門分野は、家族カウンセリング・非行問題・子育て支援・発達障害・不登校問題等多岐にわたり、子どもの不登校から見えてくる家族支援に力を入れている。
主な著書

「子どもと夫を育てる「楽妻楽母」力」(学びリンク)「未来に輝け!スペシャルタレントの子どもたち」(学びリンク)「子どもを温かく包み込む思春期応援メッセージ」(学事出版)
「十四歳-ヒミコ-」(大学図書出版)
「親と子どもがともにそだつ共育力」(学事出版)
「家族支援のためのカウンセリング革命」(大学図書出版)