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ボランティア活動について外部講師を招いて学ぶ
国際的な支援活動の必要性とその仕事に携わる意義
日本文理学院高等部(東京都)が公開授業
机上の空論でなく、現実を学ぶ
サポート校の日本文理学院高等部(東京都渋谷区)は、11月16日、世界の紛争や災害地域などの支援活動を行っているNPO(特定非営利活動法人)2団体を招き公開授業を行いました。
同高等部では、学校外から実際に活動にたずさわっている人を講師として招くことで、「机上の空論でなく、生徒にボランティア活動の実状やNPO活動にたずわる人の仕事観や職業観を知ってもらう」ことを狙いとしています。
授業は、高校2年生の家庭総合のボランティアのテーマの一環として行われたもので、「難民を助ける会」と「ピースウィンズ・ジャパン」の2団体から紛争や災害地域で支援活動を行っている担当者が講師となり、実際の援助活動を事例として、ボランティア活動の目的とともに、その活動が現地の人々にどのような役割を果たしているかが話されました。それぞれの団体の担当者からは、善意での支援活動も必ずしも現地の人々に受け入れられない場合や現地の実状にそぐわない失敗もあるなど率直な報告が生徒に話されました。
支援の実状の報告
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| ▲紺野誠二さん(難民を助ける会) |
最初の講師となった「難民を助ける会」の紺野誠二さんは、2004年12月のスマトラ沖地震による津波で被害のあったスリランカでの現地復旧支援を事例にして、ボランティア団体が(1)現地に行って何をしているか、(2)実際に支援は役にたっているのか、(3)寄付はどのように使われているか−の3点について具体的に説明しました。
津波被害のあったスリランカでは、3千世帯へ鍋やバケツなどの生活必需品を「難民を助ける会」から支援され、その調達方法や配布の際に混乱が起きないようにした配慮などが話されました。また、支援の効果としての検証も行われることが説明され、9割以上の人たちが支援物資に効果があったと認めていることが報告されました。
一方、3.6%の人は支援物資を全く使っていなかったことや、生活水を貯める目的で配ったバケツが米の保管や貴重品や洋服の収納用に使われているなど予想外の使われ方をしていたことなども報告され、支援策の修正も必要なことが話されました。
二人目の講師となった「ピースウィンズ・ジャパン」の柴田裕子さんは、最初に生徒一人ひとりに現在の日本人の1日あたりの水の使用量の予測をたずねました。生徒からの回答は、さまざまでした。日本人は1日、約24リットルの水を使用していますが、一方で15秒に1人の割合で水の汚れなどが原因で子供の死亡があると指摘しました。
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| ▲柴田裕子さん(ピースウィンズ・ジャパン) |
柴田さんは、22年間内戦の続いていたアフリカのスーダンで井戸を掘るを支援事業について現地の事情を説明しました。
※日本文理学院高等部は、11月3日に行われた文化祭の際に「難民を助ける会」の募金活動を行ない、集まった募金10,565円を同会に寄付しています。
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