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第1弾
地域のパワーで活力ある授業を展開
   さくら国際高校の取り組み


 さくら国際高等学校のある長野県上田市は、周囲に文化遺産や歴史的遺跡が数多く残され、教育への意識が高い土地柄です。建てられてから100年以上にもなる味わい深い木造校舎のある同校は、コミュニティの中心に位置づけられ、校内はさまざまなNPO団体の拠点となっています。
  入学式、卒業式には、学校の近くにある保育園の園児が生徒と手をつないで入場し、行事の際には企画段階から地元の方々との間で意見交換が重ねられ、地元の祭では生徒が神輿をかつぐなど、学校が、そして生徒が、地元の暮らしに根ざし、地域の方々に見守られながら学べる環境が形作られています。
  そんなさくら国際高校の地域密着の取り組みの一環として、「しめ縄」を作る体験授業を取材しました。講師は地元に住む竹内慎平さん(79歳)。
  竹内さんの指導による「しめ縄」作りは昨年に続いて2回目。広い畳敷きの教室には生徒の熱気が満ちていました。午後1時半から3時までの体験授業で、先人の知恵と技を受け継ぎ、家の人へのおみやげもでき、皆、満足そうな表情でした。

講師の方のインタビュー

竹内慎平さん
講師の竹内慎平さん(79歳)。昨年に引き続き2度目の登場。

途絶えそうだった伝統の技術
 受け継いでくれる若い人たちに感謝

竹内慎平さん(79歳)のお話
 しめ縄は、人々の生活を支えてくれた稲を刈って脱穀したあとの「わら」を無駄にすることなく、今年一年の感謝と新年への願いを込めて作るお正月の飾りです。
 今は、農村で暮らす子どもたちでも、今日ここで行った「しめ縄作り」というような体験はできません。家で田んぼをやっているという子でも自分で稲を刈って収穫するという経験がないんです。というのも、稲の収穫も今では機械ーーコンバインでやりますから、機械も大型化してそばに寄ると危険だから、興味があったとしても関われないという事情があります。
 こうした「しめ縄」のような、藁を使って、縄をなったり、さまざまなもの作りは、今のお父さん、お母さんたちの世代もできなくなっています。今伝えないと、誰も作れる人がいなくなる。私たちにはそういう危機感があります。だから、授業などでわら細工を取り入れるなどして、先人の知恵を伝えようとする動きが盛んになっています。
 このような若い方が、これほど関心を持って技を受け継ごうとされていることは、大変ありがたいことだと思っています。


 今回の「しめ縄作り」の様子は、当サイトのHOT NEWSでも紹介(12月)しました。また、「通信制高校があるじゃん」(学びリンク発行・1月末発行予定)にも掲載予定です。

さくら国際高等学校の学校紹介ページはこちら

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講師の話に興味深そうに聞き入っていました りっぱなしめ縄ができました
この日、広い教室に集まった生徒の皆さん。講師の話に興味深そうに聞き入っていました。 熱心で、ていねいな指導のおかげで、りっぱなしめ縄ができました。
さくら国際高校の旧校舎 みこしの担ぎ手として生徒が活躍
100年以上前に立てられた、趣のあるさくら国際高校の旧校舎。 地元の祭りでは、みこしの担ぎ手として生徒が活躍。
スクーリングに訪れた生徒たちが訪れ、何かを感じ取っていく場所  

戦没画学生慰霊美術館「無言館」。丘陵地の頂に建つこの美術館には、太平洋戦争で志半ばで散った画学生の遺作、遺品が展示されています。スクーリングに訪れた生徒たちが訪れ、何かを感じ取っていく場所です。

 

 

 

 
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