地元の方の熱い期待のなか、開校
教育特区として内閣府の認定を受けたつくば市で初めてとなる株式会社立の高校として今年4月に開校した東豊学園つくば松実高等学校(茨城県つくば市/佐藤豊校長)。4月22日から25日にかけて、はじめてのスクーリングが行われ、地元産の米や野菜を使って地元の方と一緒に食事を作って食べたり、地元の方の指導で染色、手巻き寿司など郷土料理を作るなど、地元の方との協力が随所で生かされ、心温まるスクーリングとなりました。
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| 郷土料理にもチャレンジ。 |
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筑波山トレッキングは山頂まで約2時間の道のり。
一人もリタイヤすることなく終えました。 |
地域パワーを生かす、コミュニティの拠点としての学校
地元の方の期待の大きさは、そのスタートとなった開校式(4月4日)にも表れていました。式は、つくば市市長をはじめとする市の職員、協力校である松実高等学園の関係者、連携校の代表者、そして地元の代表者も出席し、地域の人々による伝承文化の発表なども盛り込まれるにぎやかな内容となりました。『祝いの餅つき』で使う餅の準備など式を裏で支えてくれていた地域の人々の姿が、これから実践されるであろう地域交流を中心に置いた同校の教育姿勢を感じさせました。
同校は旧筑波第一小学校の校舎を借り受ける形で運営されますが、式が行われた体育館は、地域コミュニティの拠点として長く利用されてきた場所であることから、市の認可を受けて以降も無償で地域に開放されています。地元の意見を取りまとめて学校、地域、自治体の橋渡し役を果たした地元の代表者の祝辞で「『思い出の詰まった母校にあまり手を加えないで欲しい』という地元の願いを最優先で受け入れた学校の配慮に感謝します」という言葉があったように、校舎の改修などは必要最低限しか行わない方針です。祝辞を述べた地元代表者には、学校から感謝状が贈られました。
ガマの油売りなど地元の伝承芸能を披露 式典の第二部では、筑波の伝承芸能である「がまの油売り」の「ガマ口上」が披露されました。
筑波山を代表する伝承文化「ガマ口上」は「筑波山ガマ口上保存会」で守り、伝えられています。式では同会の勝村日出夫さんが演じました。
「あの口上ができる人が少なくなるのはさびしいと思っていたから、学校ができるというのは、本当にうれしいこと」と語ってくださった勝村さん。「このガマの油を塗れば、1枚が2枚に、2枚が4枚に……」という名調子で会場を湧かせました。
続いて、筑波の名物が歌いこまれた「つくば踊り」。踊りを披露したのは日ごろこの体育館に集い、練習を重ねてきた地元のグループのメンバーで、小田倉芙佐子さんと村田和子さん。「筑波のいいところがたくさん盛り込まれた<つくば踊り>の歌を聞いて欲しい。楽しい歌だから、生徒さんも楽しんでくださると思って、今から楽しみにしています」と笑顔で話してくださいました。
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「筑波山ガマ口上保存会」の勝村日出夫さんによる口上
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| 地元の愛好会のメンバーで、小田倉芙佐子さん(左)村田和子さん(右) |
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