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通信制コンシェルジュ「進路相談日記」58
できれば週5日通学が希望。でも今の状態では週5日通うのは難しいかもしれません。

 2022年10月28日

 

-こんなご相談を受けました-

▶できれば週5日通学が希望。でも今の状態では週5日通うのは難しいかもしれません。
①相談者:中学3年生女の子のお母さま
②相談場面:合同相談会(東京・新宿)にてご相談
③進路選び経過:夏休み明けから不登校に。全日制を検討していたが選択肢として通信制も検討をしているところ。
④ご本人の状態:高校に入れば通えると思う、とは話している。実際部活では楽しく活動できており、ご自身でも入ってみないとわからない状況

▶相談内容詳細
※以下、ご相談者様を「相」、コンシェルジュを「コ」と表記
相:うちの子は最近になって不登校になったので、まだ全然通信制を検討していなくて…全く知識がないんですが大丈夫でしょうか?

コ:もちろん大丈夫ですよ!今までは全日制を検討されていたということでしょうか?

相:はい。夏休みに全日制の学校見学にも行っています。でも今はほとんど学校に行っていないので内申点も心配になってきてしまって、通信も検討しておいた方がいいかなあと思って…。

コ:確かに、選択肢はお持ちになっておくに越したことはありませんよね。全日制を検討されていたということで、通学日数は週5日がよさそうですか?

相:うーん…娘自身は「高校に行ったら週5日通える」とは言うんですが、今ほとんど通えていない様子を見ると、本当に週5日通えるのかな?と心配な気持ちもあります。たとえば週5日コースを選んで通えないと留年になってしまうんですか?

コ:いえ、「スクーリング」という決められた授業に出席できていれば、通信制高校でのそれ以外の通学はオプションになります。なので、週5日コース分の学費はかかってしまいますが、通えなくても留年ということにはなりません。

相:そうなんですね。通いたい気持ちと通えないかもという不安、どうやってバランスを取ろうか迷っていたのでよかったです…。

コ:途中で通学日数が少ないコースに変更したり、逆に少ないコースから週5日コースに変更したりすることも出来ます。まずはご希望に合わせて、週5日通学できるところをご紹介するので、何校かご相談してみてください!

▶お答えした学校選びのヒント
今学校に通えていないとただでさえ不安になってしまうのに、中学校とは違い義務教育ではない高校での留年…。考えるだけで大きな不安を感じてしまいますよね。
全日制高校だと欠席日数が一定数以上になると留年になってしまい、今の学年をもう一度履修する必要がありますが、通信制の場合は異なります。
上記でもご説明したように「通学コース」として設けられている通学日はスクーリングとは別で設けられたオプションの通学日になる場合が多いので、行けなくても卒業に関わらないことがほとんどです。
留年に関していえば、一部の単位を修得できなかった場合も、多くの通信制高校で取っている「単位制」では修得できなかった分を次の学期で取ればよいので、学年をやり直す必要がなくそもそも「留年」という概念自体がありません。そういう意味でも全日制より通学のハードルが低くなるかと思います。

週5日コースから登校日数が少ないコースへの変更も各校対応している場合がほとんどです。(もちろん逆もOKの場合が多いです)
そのため、「通えるか不安だけれどできれば週5日、全日制高校のような学校生活を送りたい」という場合は、週5日コースと通学日数の少ないコースのどちらも持っている学校を選んでいただくのがおススメです。

今回はお話を伺っていくと週5日で、なおかつ部活動や学校行事も楽しみたいということだったので、より「学校っぽい学校」をピックアップしました。
週5日通う場合は通学の距離も気になるポイントになるので、お住まいもお聞きしながら通えるエリアを選んでお伝えしました。


・・・いかがでしたか? 同じような状況のご相談、最近増えています。
進路選択の際に、参考にしてみてください(^-^)

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