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通信制高校に関する用語解説

サポート校とはどんな学校か

用語:サポート校

 

●確実に高校卒業まで導くのがサポート校

 

通信制高校を語るうえで、サポート校の存在は切っても切れない関係になっています。

 

自学自習という通信制高校の仕組みだけでは高校卒業が難しい生徒が多かったことから、レポート作成などの学習指導を通じて確実に提携する通信制高校の卒業まで導く学校として、1992年度に東京都で第1号校が誕生しました。

現在では、全国の約1530カ所にサポート校があります(2019年度文部科学省調べ)。

 

私立通信制高校で卒業率が90%以上というような高校が一般化したのも、実はサポート校が手がけていた生徒支援策を取り入れてきたことが要因としてあげられます。

サポート校は、民間教育機関ですから、通信制高校の進級や卒業にかかわる単位認定、卒業認定は提携する通信制高校が行います。

 

通信制高校の自学自習という学び方は、通信制高校が開設された当初の1946年の資料には「自学・自習の良習慣を涵養(かんよう)し、系統立った読書による知識の統一を促す」という表現でこの学び方の優れている点が指摘されています。

 

ただ、実状から見ると難しい面も多いようです。例えば、2016年度に公立通信制高校に入学したものの、1科目も履修していない生徒が約4割となっています。

 

中学時代までのように学ぶ内容や時間がお膳立てされているわけではないのです。自学自習という自律的な学校生活を過ごすには、いろいろな手助けがあってこそスムーズにできる面があります。

 

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●2つの教育機能で確実に高卒まで導きます

 

サポート校には、生徒を高校卒業まで導くために①通信制高校卒業のための学習支援、②独自カリキュラムによる教育──の2つの主な機能があります。

 

まず、通信制高校卒業のためにはレポートを確実にこなしていくことが必要になります。25単位程度履修した場合には、レポート提出数は約60通となります。それぞれに提出締め切りがあり、そればかりでなく質も求められます。

 

手を抜けば、再提出を求められる場合もあるのです。サポート校では、このレポート作成を授業の一環として行います。

これが①の通信制高校卒業のための学習支援のポイントになります。確実にレポートが提出できるのと同時に、レポート作成の補習時間なども設けられているところもありますから、質の面でもよいものが作成できます。

 

②のサポート校の独自カリキュラムとは、サポート校の特長をあらわしたもので、このため各校によって異なります。

内容を分類すると、基礎から学び直して大学受験につなげる、発達障がいを持つ生徒に手厚いケア、専門コース、体験授業などが見られます。

 

高校卒業のための学習支援はサポート校共通のものですから、サポート校を選ぶ場合にはこの独自カリキュラムに魅力を感じるかどうかで判断してもらうとよいでしょう。

 

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