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通信制高校に関する用語解説

入学時に通信制高校へ期待したこと

●生徒以上に高い保護者の方の「高卒」期待

 

アンケート調査(※)によると通信制高校へ入学する時に期待したことのトップは、生徒、保護者の方ともに「高卒資格が確実に取れる」というものでした。生徒は、50%がこう回答しています。

保護者の方は生徒より20ポイント以上高い73%がこの回答をあげており、保護者の方の高卒資格への期待の強さがひしひしと感じられます。

 

中学を卒業して16歳でアルバイトをしようとすると、高校生なら採用がありますが、中卒のままだと働き口が少ないのが実状です。高卒資格もさることながら、高校生という身分自体が社会的なパスポートになっている現実があります。

 

保護者の方は、わが子の将来のことまで考えられますから、高卒資格の必要性をより強く感じるのは親心とも言えるでしょう。

 

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●生徒は自由さ、保護者はわが子への配慮

 

「高卒資格が確実に取れる」に次ぐ入学時に期待したことでは、生徒は、「登校日の組み立てができる」(回答比率41%)、「自由な時間が増えそう」(36%)、「登校日が少ない」(35%)、「先生が親しみやすそう」(33%)、「厳しい規則がない」(33%)が続きます。自分の都合や自由さを優先できる環境に期待する気持ちが浮かび上がります。

 

保護者の方は、「不登校経験者への配慮」(52%)、「登校日の組み立てができる」(45%)、「先生が親しみやすそう」(41%)、「個人指導、少人数指導」(34%)が続きます。学校生活、勉強面でわが子への配慮を通信制高校へ期待する気持ちがうかがえます。

 

生徒と保護者の方の期待項目を比較すると、「先生が親しみやすそう」(生徒33%、保護者41%)と先生に対する期待がともに高いのがわかります。

 

一方で両者のギャップも見えます。

生徒では、3位に入っている「自由な時間が増えそう(36%)」は、保護者の方では12%と回答項目の32位にすぎません。保護者世代の高校生活は、時間割通りに過ごすというのが前提でしたから、わが子が期待している自由な時間の中身が気になるところです。

 

大人の視点で、将来につながる自由な時間の中身をじっくりと見ていきたいところです。保護者の方では6位になっている「普段通える場所がある(30%)」は、生徒では14位となる15%と入学時点での期待感はあまり高くない様子があります。

 

※『通信制高校生徒・保護者アンケート調査』(2014年度、新しい学校の会)

 

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