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通信制高校に関する用語解説

通信制高校の訪問支援(アウトリーチ)

用語:ひきこもり、訪問支援(アウトリーチ)

 

●ひきこもり解消のための訪問支援

 

訪問支援とは、アウトリーチとも呼ばれています。

ひきこもりの経過時間が長い場合などは、家族間では改善が難しいこともあります。

ひきこもり状態の人には、先生などが家庭訪問しながら元気を回復させ、外に導く訪問支援を行っている学校も検討対象となります。

 

その場合は家族で抱えこまないで、訪問支援のある学校など第三者機関を活用することも検討してみる価値があります。

 

本人にとっては、第三者の定期的な訪問が1週間の生活リズムをつくることに役だつ場合もあるようです。教員、カウンセラー、または研修を受けた大学生などが自宅に派遣され、本人が外に出られないで困っている状態を理解しつつ、改善に向けたアプローチを行います。

 

家族関係が固定してしまって動き出せない環境を第三者が介在することで、漠然と改善するのを待つのでなく積極的に働きかけて解消する手法です。

 

【ひきこもり対応の通信制高校はコチラ】

 

【通信制高校生徒・保護者体験談はコチラ】

 

●通信制高校の訪問支援(アウトリーチ)

 

通信制高校の訪問支援(アウトリーチ)とはどんなプロセスですすめられているのか、実際に家庭に訪問する支援者はどんな人なのかをNHK学園高校八洲学園高校の2校の事例で次に紹介します。

 

【NHK学園高校】

◇ひきこもり状態からの支援プロセス

体育や芸術といったお互いのコミュニケーションが必要な科目をできるだけ少なくして、まずは学校に慣れ、学校環境に親しんでもらったうえで、少しずつ学習を積んでいきます。生活実習や総合セッションという独自プログラムが卒業単位になります。

 

校内に「総合教育相談学習支援センター」を設置し、専任のスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、そして特別支援教員免許を持った教員をそろえ支援しています。

 

◇訪問支援者の特長

基本的には生徒と向き合っているのが学級担任なので、担任が生徒本人あるいは保護者の方と連絡をとりながら、必要に応じて訪問支援を行う仕組みです。

あらかじめスクールソーシャルワーカーやカウンセラーなどの資格を教員自身に取得させています。

 

【八洲学園高校】

◇ひきこもり状態からの支援プロセス


ひきこもり生徒を専門的に受け入れるクラスを開設し、自宅訪問支援をしています。まずは入学の前段階から自宅にうかがい、家庭の状況や本人の状況をわかる範囲で確認させてもらっています。

 

入学後は、複数の教員が自宅に訪問して、その子をサポートしていく体制をとっています。そのなかで、誰か一人でも好きになってくれる先生がいれば、それをきっかけにして学校に来られるように導いていきます。

 

◇訪問支援者の特長

二つの訪問支援の方法をとっています。一つは教員免許を持っている教員が、自宅訪問をして学習サポートを行うという形。二つ目は、本人や家族が希望された時のみ、カウンセラーが訪問します。

 

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