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小林幸子さん スペシャルインタビュー

「思い込みを捨て、思いつきを拾う
自分に蓋をしない、チャレンジ!

 歌手 小林幸子さん

歌手として、NHK紅白歌合戦に34回の出場経験を持つ小林さんですが、近年は若者文化に積極的に関わり、ネット界のカリスマとなっています。
人気の火付け役はドワンゴが運営する動画共有サービス「niconico」。小林さんは、ニコニコ生放送への出演をきっかけに2013年9月『ぼくとわたしとニコニコ動画を夏感満載で歌ってみた』をニコニコ動画に初投稿、3日で再生数100万回という記録を打ちたてました。紅白出演時の豪華衣装などが「RPGゲームに出てくるラスボスのようだ」とついた愛称は「ラスボス」。ネット界のラスボスとして、ニコニコ生放送のイベントやコミックマーケットなどでも活躍されています。そんな小林さんに通信制高校への入学を考える皆さんへのメッセージをいただきました。

「おもしろい!」初めて出会ったネットの世界

ーニコニコ動画との出会いを教えてください

正直私、ニコニコ動画がどういうものか初めはよく知らなかったんです。ただ若い人たちの間では、一番有名なネットコミュニティなんだと聞いて、「おもしろそうだな」と何の知識もなく生放送に出演しました。だから初めて出演したときは驚きました! 放送が始まった瞬間に、私が映っているのと同じ画面に「おっ本物か?」ってコメントがたくさん出ました。次に私のプロモーションビデオを流したら、今度は「歌うめえ」ってコメントがいっぱい流れてきたんです(笑)。それで「ありがとね」と答えたらまた返事が即返ってきたので、「すごい! つながっているんだ」と思いました。初めてネットの世界を実感して、おもしろいなぁって、すごく刺激的でした。

それでニコニコ動画に興味が湧いてきちゃって、『ぼくとわたしとニコニコ動画』の“歌ってみた”動画を自分でもアップしてみたんです。とってもいい歌で、初めて聞いたとき私思わず泣いてしまって、「これぞ子どもたちのこころの叫び!」って思った曲でした。

アップして3日…。マネージャーから電話がかかってきて「大変です! 再生数100万回突破しました」って言われたんです。まさかそんなに多くの人に見てもらえるなんて、まったく予想していなかったので、本当に驚きました。


ネットでつながる不器用な若者たち でも、こころは一緒なんです

今ではボカロ(ボーカロイド)曲を歌ったり、ニコニコ超会議やコミケに参加したりと、どれもすごく楽しんでいます。みんなが楽しんでいることを、私も一緒になって楽しませてもらったら、予想外にいろいろな方たちとつながれるきっかけになりました。

私の年代とか中高年と言われる人たちにとっては、“ネット”は「ひきこもり」だったり「オタク」だったり、そういうイメージ。確かにそれはそうなのかもしれない。でも、それは決して悪いことではありません。彼らは友達づくりが下手だからこそ、ニコニコ動画やネットを通して、友達をつくろうとしているんです。ある意味では不器用だけれど、「人とつながりたい」こころは一緒だと知りました。