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私も支えてもらっています

今年の冬はとても暖かく、陽射しがたくさん入る保健室は今のところ暖房をつけることなく過ごしています。 私は養護教諭の仕事をして1 9年…。養護教諭の仕事は大好きですが、失敗で落ち込んだことも多々ありました。ただ、今も養護教諭として楽しく働いていられる一つに、スクールカウンセラーの存在があります。

スクールカウンセラーは、週に1回来校して養護教諭の対応上の悩みを軽減してくれたり、相談対応において生徒の満足感を高めてくれる存在です。

学校内に臨床心理の専門家がいることで、精神的に助けられていると実感します。ときどき「私のためにいてくれるのかも? 」と思うくらい、頼りになる先生です。

スクールカウンセラーは、必ず来校日に一回は私を褒めてくれます。大人になっても褒められるって正直嬉しいことです。さりげないこと、こんなことを? なんて思うことも褒めてくれるので何だか気恥ずかしいときもありますが、「私の存在を認めてくれている、気が付いてくれる」ということに嬉しさを感じているのだと思います。

スクールカウンセラーを見習い、私はちょっとしたことでも、生徒が嬉しいと感じるような言葉がけを意識するようになりました。

朝の登校時のあいさつ運動や校内巡回や部活動など、どうしても正しく導くことに気を取られ、生徒の悪いところに目がいきがちです。

それでも、朝から元気な生徒をさらに元気に、生徒の良い部分をさらに良くしていくプラスの言葉がけを大切にしています。私自身もプラスな言葉を発することで、とてもハッピーな気分になり、パワーも蓄えられるような気がします。

最近スクールカウンセラーとの話題は、「学校は保護者や生徒にとって成績など、一人ひとり評価されるところだと思われているのでは?」と話しています。保健室や学校を、とても高い壁のように感じているのではないでしょうか。

この壁の高さや大きさはそれぞれでしょうが、この壁を取っ払って本音で話す、相談することは不利になると思われているのかもしれません。私たちが決してそうは思っていなくても、そう思われてしまうようなことがあるならば、もっともっとお便りなどで発信して、学校に対する壁を低くしていかなければならないと話しています。

そのためにはまず、私のいる保健室の存在が生徒にとって受け入れられる場所にならなければと思っています。これからもスクールカウンセラーにアドバイスをいただきながら保健室経営をしていきたいと思っています。


公立中学校養護教諭 ペンネーム ミルクママ 先生