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黄柳野高等学校(つげの)

2023年03月16日

自立をはぐくむ全日制・全寮制高校(愛知県/全日制・全寮制)

つげの高校は、全国的にも珍しい「全日制・全寮制」の高校です。

 

 

愛知県新城市の自然豊かな環境に広大な敷地を持つ本校。生徒たちは教員、カウンセラー、寮母といった大人たちに見守られながら学校生活と日常生活をおくっています。

 

3月、学びリンクはつげの高校を取材。在校生や先生方にお話を伺いました。

 

▲風通しの良いエントランスは生徒たちにも人気!

 

 

「全寮制」と聞くと、「ルールが厳しい」といったイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、つげの高校で定められているルールは最小限。寮生活に関するルールなども、生徒たちが話し合って自発的に決めることも多いといいます。

 

 

≪無理なく規則正しい生活へ≫

寮生活は、3~4人が同室で過ごします。各部屋には大きな窓があり、自然光がたっぷりと差し込む、明るいあたたかな空間。各々の部屋の壁にはポスターが貼られていたり、机やベッドを自分なりに装飾していたり、寮という空間を自分なりの個性で彩っている様子が見て取れます。

 

 

▲一人でも、複数人でも、用途は自由という「プレイルーム」。予約方法など使用にあたってのルールも生徒たちが考案しました。

 

 

不登校経験のある生徒が7割、また発達に特性のある生徒も集う同校ですが、入学後に生活習慣が規則的に改善できたというケースが多数。

起立性調節障害の診断を受けている生徒や、朝起きるのが辛いという生徒でも、急かすことなくそれぞれのペースや体質に合わせた呼びかけやフォローをスタッフが行うことで、段々と規則正しい生活リズムに向かえるといいます。

 

 

 

≪一人ひとりのペースに合わせた学び≫

授業は習熟度別に行われ、授業・クラスによって6人~25人と人数はさまざま。学び直しなど、一人ひとりの状況に応じた学習フォローを可能としています。

数学担当の北田先生によると「三角比で校舎の高さを算出しよう」といい、みんなで教室を飛び出して授業を行ったこともあるそう。自然豊かな環境を活かし、生徒の好奇心をくすぐる教育が行われています。

 

また、校舎発のスクールバスが毎日運行しており、外出も気軽にできます。寮生活でありながら、放課後にコンビニやショッピングモールへの買い物、お出かけなどを楽しむ生徒も多いそうです。

 

日中は学校という「社会」で過ごし、夜は寮にてリラックスし、素の自分に戻る生徒たち。学校の先生、寮スタッフ、食堂スタッフなど、一人ひとりの生徒を違った立場から見守る大人たちがいることで、生徒は自分のペースで自立に向かっているようです。

 

「オアシスタイム」という、生徒が相談したい・話してみたいスタッフを選んでゆっくり話す時間を取れるという体制も、つげの高校ならでは。先生、カウンセラー、食堂のスタッフ、校長先生など誰でもOK。生活面、勉強面などさまざまなことを相談でき、生徒は自分をゆっくり見つめることができているようです。

 

 

≪在校生の声≫

この日、取材に応じてくれた在校生の大西さん(高校1年生)。

 

▲担任の北田先生との交換日記を見せてくれた大西さん。「先生からの一言一言が嬉しいです」

 

小学校、中学校はあまり学校へ行けず、フリースクールに通うも「まばらな通い方だった」と振り返ります。

「“いつ来てもいい”というルールだったので、一緒にいられるメンバーが少なかったり、あまり行きたいと思えませんでした」

 

進路を考えたとき、「ひきこもりのような状態から自分を変えたい」と考え、つげの高校を見学。2回の宿泊体験を通じて、気さくに話せる友達と出会えたことで入学を決めたと言います。

入学直後は、朝早く起きることに苦労したという大西さんですが、現在は無理なく起床ができていると言います。

「寮の皆も同じ時間に起き始めるので、自然と慣れていきました。今では朝が苦手な友達を起こす手伝いをしたりもしています」と頼もしい一面も。

 

現在は和太鼓部に入部し、学校生活も満喫中の大西さん。昨年の学園祭では大勢の観客の前でパフォーマンスも披露したそうですが、実は入学前は大きな音が苦手だったといいます。

「部活を迷っていた時、先輩たちが和太鼓をたたく姿がとってもカッコよくて。体験入部後、すっかりはまってしまいました」と笑顔で語りました。

さまざまな部活や豊富な体験学習もつげの高校の特徴。好きなことが見つかったことも、生活を律せられる理由のひとつのようです。

 

 

全日制かつ寮となると、「一人になれる時間・空間」についても気になるところ。

広大な敷地内には、くつろげるベンチが多数。また空き教室も開放しており、生徒たちは入学後に思い思いの「自分だけの空間」を見つけていっているそうです。

 

▲大西さんにとっての「一人でゆっくりできる空間」は、図書室だそう。

 

 

▲寮母の先生と大西さん。明るい自然光が差し込む木造りの室内はぬくもりを感じる空間です。

 

 

高校生活とは、その先の社会に出る前の「人間関係の練習の場」でもあります。

見守ってくれる大人たちがいる安心感、そして集団生活のなかで、生徒たちは楽しみながら、ゆっくりと社会に出ていく準備ができているようです。

 

 

 

☆つげの高校では、随時学校見学・体験を実施しています!☆