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成美学園高等學校
2023年04月10日
「好きなことを見つけて」バンド演奏で新入生を歓迎（千葉県・通信制高校）
成美学園高校（2023年4月開校）は4月7日(金)、千葉県教育会館（千葉県千葉市）にて入学式を挙行。今年度は勝浦本校のほか、成美学園高等部の千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県、オンラインの27拠点に合計588名が入学しました。
この日は4月開校の勝浦本校の入学生徒に加え、千葉県内の学習拠点に入学する生徒が集まりました。
式の冒頭では、在校生代表生徒が成美学園高校の校旗を持って入場し、壇上へ掲げました。
新入生の名前が一人ずつ読み上げられると、中島宗一校長からは「みなさんの入学を、大歓迎します！」と力強く歓迎の言葉が述べられました。
成美学園グループ酒井秀光理事長は、式辞で「ひとつだけみなさんにお伝えしたいのは、あきらめないこと」と語りました。
「あきらめずに一歩ずつ進んでいけば、必ず前に進んでいく。そうやって夢を見つけていってほしい。人生は一度きりです、好きなように生きてください。君らを受け入れる場所は必ずあります」とメッセージをおくりました。
祝辞では、酒井一光学園長が登壇し、成美学園のテーマでもある「夢」について、自身の経験もまじえて力説。
「僕自身、ドラムをずっと続けてきました。あきらめずに続けていたら、素敵なご縁がたくさんできて、今はこうして学園長としてここに立っています。たとえ最初にできた夢がかなわなくても、挑戦を続けていれば、自分の理想とする姿にきっと近づけます」
「夢をどうやって見つけるか。自分で見つける人もいれば、友達、先生、スタッフとのかかわりがきっかけで見つける人もいるでしょう。きっかけはなんだっていい。とりあえずやってみることが大切です。自分の気持ちを信じて挑戦してほしい」と、「夢」の大切さを伝えました。
勝浦市長照川由美子さんの祝辞では、本校の位置する勝浦市に触れ「スクーリングの際にはぜひ、勝浦の豊かな海や山々、ご当地グルメなど、勝浦ならではの魅力を堪能してほしい」と語られました。
同校女子硬式野球部顧問のパンチ佐藤さんは、「この学園では、好きなことを思い切りやっていいんだよ」と新入生を激励。
「本気でやれば何でもできる、本気でやれば何でも楽しい、本気でやれば誰かが助けてくれる。素敵な思い出と、素敵な友達をたくさんつくってください！」と力強く語りました。
新入生歓迎の言葉を読んだ在校生は「2年前の私は、こうしてみなさんの前に立つ勇気もなかった」と語りながら「たくさんの学校行事を通して、苦手だった人前で話すことが好きになり、大切な友達もできた」と入学後の学校生活を話しました。
もともと絵を描くことが好きだったというこの生徒は、文化祭を通して、発表することや認めてもらうことの喜びを知ったと言います。
「新入生のみなさんも、好きなことややりたかったことに挑戦したりできたらいいですね。その過程で、かけがえのない友人や思い出ができると思います」と語りました。
新入生代表の言葉では、勝浦本校の新入生が登壇。
「今朝、行ってきます、行ってらっしゃい、のやりとりがいつもと違うような気がして、新たなスタートを実感しました。今日、初めて会う仲間がこんなにたくさんいることに感動しています」と、緊張と期待の入り混じる心境を述べました。
「少人数での学校生活や初めての寮生活は大きな挑戦です。しかし、不安よりも期待の方が大きく、一期生であるということに胸が高鳴っています」と前向きな想いを話しました。
第二部では、各学習拠点の先生による自己紹介からスタート。
個性豊かな先生が壇上に上がり自己紹介を述べ、高校生顔負けの元気いっぱいな姿を見せました。
新入生の緊張もほぐれたところで、音楽の教職員と在校生によるバンド演奏が披露されました。
本格的で大きな音に最初は驚いていた新入生も、手拍子をしながらバンド演奏に聞き入っていました。自分と2学年しか違わない生徒が圧巻のボーカルをつとめる姿に、新入生の中には思わず「すごい！」と声をもらす生徒も。演奏後は大きな拍手に包まれました。
たくさんの選択肢がある現代で、「夢」や「好きなこと」を見つけることが難しいという人もいるかもしれません。しかし、この日の入学式で新入生たちは、夢や好きなことにうちこんだり、人を楽しませようとする先生や先輩の姿を間近で見ることができたのではないでしょうか。
新入生合計588名の今後の挑戦を、先輩や先生たちがあたたかく見守ります。
＜成美学園高等學校＞
（勝浦本校）千葉県勝浦市松部1000－１
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