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N高等学校・S高等学校

2023年09月04日

「2023年度アスリートクラスの夏季特別プログラム」を実施

8月28日（月）、学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校（本校：沖縄県うるま市）、S高等学校（本校：茨城県つくば市）、N中等部のアスリートクラスに在籍する生徒を対象とした「夏季特別プログラム」が実施されました。

N/S高、N中等部のアスリートクラスは、スポーツ活動において優秀な成績を収めている生徒を対象に設置され、現在27種目74名が在籍。28日は、リアル会場で天野太陽さん（スケートボード）、北川紗玖楽さん（ゴルフ）、小杉榮大さん（スノーボード）、佐瀬晴樹さん（BMX）、白木凛さん（日本拳法）、永井和樹さん（クラシックバレエ）、福田カポノ瑳介さん（サーフィン）、古田雫さん（パルクール）の8名と、Zoomからも参加する生徒がいました。

はじめに、N高等学校の奥平博一校長が挨拶を行いました。「アスリートクラスでは、いろいろな種目の人がつながって、共通の悩みを一緒になって考えていきます。今日は一人のアスリートとして学び、自身の競技に活かしていただければと思います」と述べました。

今年度のアスリートクラスの目標は『繋ぐ・繋がる』。講義前のアイスブレイクでは、リアル会場とZoom会場に分かれて、自己紹介を兼ねた参加者の交流が行われました。

今回の特別講義は、生徒からリクエストの最も多かったトップ3「スポーツ心理学」「筋力トレーニング」「栄養学」をテーマに行われました。

最初は、管理栄養士や日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士などの資格を持つ柴田麗氏が「高校生アスリートのスポーツ食事学」について講義を行いました。世界の第一線で活躍するトップアスリートの食事管理を担う柴田氏から、「なぜアスリートにとって食事は重要なのか」「どんなものを食べる必要があるのか」など身体づくりの基本から学びました。柴田氏は、「食事や栄養は、みなさんの目標達成のための土台です。そのためにもまず、基本の主食・おかず・野菜・果物・乳製品をそろえる習慣をつけましょう」と、生徒に伝えました。

さらに、プロサッカーチームで選手に食事を提供している株式会社Sunday Monday代表取締役の村野明子氏が作る、柴田氏監修のアスリート飯が昼食として提供。「疲労回復」をテーマに女子中学生、男子高校生、女子高校生と3パターン準備され、栄養だけでなく、見た目も味もおいしいお弁当となっていました。

▲女子中学生用

▲男子高校生用

▲女子高校生用

昼食後には、アスリートクラスアドバイザーの高原直泰氏による「世界の第一線で活躍し続けるための『コミュニケーション』」の講義が行われました。高原氏はプロサッカー選手としてオリンピックやワールドカップに出場し、現在も沖縄SVで選手兼監督兼社長として活躍されています。

自身はコミュニケーションが苦手な方だと話す高原氏ですが、競技をする際とプライベートではその考え方が違うといいます。「上を目指していくためには、誰とどういうコミュニケーションをとるかが大切です。自分が何をしたいのかを日々指導してくれている監督やコーチと話していく必要があると思います」とし、その上で「一方通行ではいけません。なぜそのトレーニングをするのかを自分で理解して実行することが大事です」と、実体験から考えを述べました。

講義後には質疑応答の時間がとられ、生徒が直接高原氏に質問を行いました。

リアル会場で参加した北川さん（ゴルフ）の「抱えている課題や試合の結果など、自分の気持ちや考えをうまく言語化できるようになりたい」という問いに対して、高原氏は「自分が何を思っているのか素直に伝えることが大事。そのためにも、自分の弱点を理解していかないといけないと思います」と述べました。北川さんは「自分の課題を知ることができたので、コーチともっと関係を深めていけるように頑張ります」と高原さんのアドバイスに対して答えました。