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東朋高等専修学校
2025年04月09日
筋道ばかりにとらわれず自由なアイデアを/東朋高等専修学校(大阪府・高等専修学校)
大阪府の東朋高等専修学校(天王寺区・高等専修学校)が、4月8日(火)、大阪市のシェラトン都ホテル大阪で令和7年度入学式を挙行し、同校の普通科62名、総合教育学科121名の計183名が入学を許可されました。
また、この日は東朋高等専修学校と技能連携を結ぶ、同じ学校法人岡崎学園グループの通信制高校・東朋学園高校(大阪市天王寺区)の入学式も同時に挙行され、東朋高等専修学校の生徒のうち高等学校の卒業資格取得を目指す技能連携生128名の入学も許可されました。
(183名の生徒が入学を許可された)
(技能連携を行う128名の生徒は東朋学園高校の入学を許可された)
前半の東朋高等専修学校の入学式で祝辞を述べた学校法人岡崎学園の岡﨑泰道理事長は、入学に際し様々な思いを持っている新入生に向け「学校生活の主人公はみなさん自身」だと説明。「できなかったらどうしよう」と不安に思うのではなく、「これから、どんな学校生活を送りたいのか」といった目標を自身で立ててほしいと伝えた。さらに「卒業後の進路は一気に広がる。自分の好きなこと、進みたい道を見つけてください。普段の授業、校外学習、学校行事。毎日の学校生活を丁寧に積み重ねていくことで、3年後には大きく成長し、自分で自分の進路を選んでほしい」とメッセージを贈りました。
また、式辞を述べた太田功二校長は、東朋高等専修学校の教育方針について「進学や就職のためだけに学習するのではなく、将来、人のため、社会のために働ける能力や態度、社会で生きていくための力、自立する力を身につけてもらうことを一番に考えている」と説明。先生たちは、生徒が自立するために、知識よりも実際に役に立つ知恵を身につけるにはどうすれば良いか? を考え指導してくれる、と話しました。
さらに、入学にあたり一つの話を披露。チラシ配布の仕事をしている人が、「よかったら読んでください」と配布してもなかなか受け取ってもらえないことに悩んでいたとき、「お一人3枚までにしてください!」と言い換えたところ、みんながチラシを取ってくれるようになったというお話。この話について、太田校長は「普段、筋道を立てて考えることはとても大事だが、それによって“渡し方がよくないのかな”“タイミングがわるいのかな”などと考えてしまい、良いアイデアがわいてこないときもある。そんなときは、理想的な結果をイメージして、“そんな考え方もあるな”と自由に考えをめぐらしてみてもいい。その中から素晴らしいアイデアが生まれるかもしれません」と、これからの学校生活におけるヒントを伝えました。
(祝辞を述べた岡﨑泰道理事長)
(式辞を述べた太田功二校長)
閉式後、教員紹介を前に、音楽部顧問3名の教員による「お祝いの演奏」が行われました。披露された楽曲はディズニー映画『ヘラクレス』の主題歌『Go the Distance』。ピアノ、サックスの美しい演奏に素敵な歌唱が重なり、優しく温かな雰囲気で新入生を迎え入れる入学式となりました。
東朋高等専修学校は、不登校や発達障害、元気な子から大人しい子まで様々な生徒が在籍し、多様な生徒が共に学び合う独自のインクルーシブ教育を実践しています。多彩なコースや体験授業、豊富なイベントが魅力で、様々な学校生活を通して「やりたいこと」「できること」を探していける学校です。また、高等専修学校の学習と合わせて、普通科、総合教育学科(高卒資格コース)の生徒は、同じ学校法人岡崎学園グループの通信制高校・東朋学園高校の学習も行い、高卒資格を目指しています。
(音楽部顧問による「お祝いの演奏」が披露された)
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