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N高等学校・S高等学校・R高等学校
2025年05月07日
生徒・来場者すべてが主役の文化祭「磁石祭ZERO」を開催/N高グループ(全国・通信制高校)
学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、R高)(総称、N高グループ)、N中等部、学校法人日本財団ドワンゴ学園 ZEN大学が合同で文化祭「磁石祭ZERO」を開催しました。
今年で10年目を迎えた磁石祭。毎年、オンラインとリアル2つの会場で実施され、それぞれの会場ごとに工夫を凝らした企画や展示を生徒たちが準備しています。今回からR高とZEN大学が加わったことで「磁石祭ZERO」と名前を変えて開催され、オンライン会場は4月18日(金)~27日(日)まで、リアル会場はニコニコ超会議2025内で26日(土)・27日(日)の2日間にわたって実施されました。
リアル会場では、ブース・ステージ・ライブスタジオが設置され、磁石祭ZERO実行委員や生徒会が中心となって、各企画の運営を行っていました。
▲提供:N高グループ
26日(土)に行われたオープニングステージでは、磁石祭ZEROの見どころやN高グループ各校の紹介、そして今春、群馬県桐生市に開校したR高と日本発のオンライン大学として開学したZEN大学の開校セレモニーが実施されました。
さらに、特別ゲストとして声優や女優、歌手として活躍する松本梨香さんが登場。Wミリオンを記録したTVアニメ『ポケットモンスター』の主題歌「めざせポケモンマスター」の生歌唱と、N高グループの声劇同好会と共に行った生アフレコ・演技クイズでは、圧巻のパフォーマンスで会場を大いに盛り上げました。
ステージ横のライブスタジオでは、様々なゲストを迎えて「スキマグネットTV」を配信。オープニングステージに登場した松本梨香さんをはじめ、REAL AKIBA BOYZ(RAB)のメンバーであるダンサーのネスさんや2ちゃんねる創始者のひろゆきさんなどと一緒に企画やトークを行いました。
会場内には19のブースが設置され、6年ぶりにフード販売も復活。「まぐ2カフェ」では、おにぎりやチュロス、ドリンクが販売され、近くのテーブルに座って食べている来場者の姿も見られました。
また展示ブースの一つでは、N中等部生が中心となって制作したイラストを展示。ブースを担当した生徒は、「企画は高校に進学する前のN中等部時代に考えました。9人のメンバーがそれぞれ作品を仕上げてくれています」と話し、立体感のある作品に仕上げたのもメンバーで話し合って決めたそうです。
磁石祭ZEROでは、運営費や企画費、被災地生徒の招待などに関わる費用の資金を企業協賛やクラウドファンディングで調達しています。企業協賛とクラウドファンディングを合わせると、調達資金は1000万円超。リアル会場では、クラウドファンディングの目標金額である500万円の達成を目指してブースで呼びかける姿もありました。
また、協賛企業であるアサヒ飲料は、「環境博士からの挑戦状~未来へのギフト~」と題し、環境問題に関する謎解きを会場内で実施。ブース横には、アサヒ飲料が開発した日本初の『CO2を食べる自販機』が設置され、クリアした人にはこの自販機で冷やされた三ツ矢サイダーなどアサヒ飲料が販売するドリンクがプレゼントされました。
いろいろなブースがある中、行列ができるほどにぎわっていたのが「有名人フリマ×アイテム販売所」。磁石祭ZEROのマスコットキャラクターであるノース&サウスの缶バッチやアクリルキーホルダー、ステージ企画を盛り上げるマフラータオルやラバーバンドなどが販売され、記念に購入する来場者がたくさんいました。
また、学内外の有名人の私物が出品。26日はN高グループの校長などの私物が販売されていました。販売を担当した生徒は、「自分たちで声をかけてフリマの商品を集めたので、ぜひ見てほしいです。磁石祭ZERO限定グッズもかわいいものばかりなのでおすすめです」と話しました。
物販ブースの並びには、「PBL Nマルシェ」が26日限定で出展。N高グループの起業部で実際に事業を展開している生徒やN高グループ独自の課題解決型プログラム『ネットの高校マイプロジェクト』でハンドメイドショップを運営している生徒の作品が出品されていました。独自のアイデアと思いから制作された作品は、素晴らしいものばかりでした。
この他にも、リアル会場では様々な企画を実施し、在校生のみならずニコニコ超会議に訪れた来場者を楽しませました。中学生から大学生が一体となってこれだけの文化祭を作り上げるのは、他にはない取り組みです。ぜひ、ここでしかできない経験をN高グループで体験してみてください。
(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)