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飛鳥未来高等学校
2025年06月19日
HR高等学院と提携した新コース開設 アントレプレナーシップ、キャリア教育を拡充/飛鳥未来・飛鳥未来きずな・飛鳥未来きぼう高等学校
飛鳥未来高校、飛鳥未来きずな高校、飛鳥未来きぼう高校を運営する学校法人 三幸学園は、通信制サポート校「HR高等学院」を運営する株式会社RePlayceとの業務提携を発表しました。
学べる分野は100種類以上、アントレプレナーシップなどのキャリア教育に力を入れているHR高等学院のカリキュラムを活用した新コースが、飛鳥未来高校等で開設することとなります。
6月18日(水)、両者の業務提携に関する調印式が行われ、業務提携の全体像および新設コースについての説明が行われました。
学校法人 三幸学園の鳥居敏理事長は、今回の業務提携について「飛鳥未来高等学校は、今年で開校17年目となります。過去学校へ行けなかった子など、多様な生徒たちを見てきました。そのなかには、非常に能力が高く、実際に起業する生徒、起業したい意欲のある生徒、また社会課題について非常に先鋭な課題意識を持っている生徒など、志の高い生徒もたくさんいます」と、昨今の教育ニーズについて言及。
「今回、ベンチャースピリットに満ちたRePlayce様と協働し、アントレプレナーシップ、あるいは社会課題にチャレンジしたい意欲のある生徒たちがさらに踏み出していけるような環境を作れるということで、大変嬉しく思います」と期待を述べました。
株式会社RePlayce代表取締役CEO 山本将裕さんからは、飛鳥未来高校、飛鳥未来きずな高校、飛鳥未来きぼう高校で新設される2つのコースについて説明が行われました。
「キャリア探究コース」では、次世代教養、キャリア探究、探究プログラム、企業連携PBLなどを通じて、生徒たちの好奇心や探求心、行動力、挑戦する力を養うとしています。
本コースは2025年10月よりスタート予定。講義は週2日、10:00~15:00の間で行われます。
対面講義は飛鳥未来高校 池袋キャンパスにて行われ、近隣キャンパスの生徒も参加可能だとしています。またバーチャル空間上での参加も可能で、全国からの参加も可能となります。
「ビジネスチャレンジコース」は、全7回の実践的なセッションを通じて新規事業アイデアの検討からアウトプット創出まで行うとし、「自分なりの答えを出す人材」「社会に新たな問いを立てて解決する人材」の育成を図ります。6月に始まった本コースには既に5名の生徒が参加しており、7月末に行われる予定のプレゼン発表会に向けて奮闘中だといいます。
続いて、「各学校の生徒から本取り組みに対する期待」が述べられ、飛鳥未来高校とHR高等学院から一人ずつ生徒が登壇。
この日の司会進行もつとめた飛鳥未来高校2年生の生徒は、進路行事をきっかけにマーケティングに興味を持つようになり、大学進学も見据えながらビジネスチャレンジコースに参加を決めたといいます。
「私はいつも何かを選択するときに、ワクワクと経験を大事にしています。ビジネスチャレンジコースでは、課題解決に向けて普段出会わない新しい仲間と一緒に活動し、さまざまな経験ができると知り、それは私にとってまさにワクワクすることなので、やってみたいと即決しました。昨日の初回コースでは早速グループワークがあり、課題を解決するために意見を出し合いました。来週から本格的にプログラムが始まるので、新しい価値観や知識に出会えることを楽しみにしています」
HR高等学院2年生の生徒は、高校2年次で同学院へ転校。
「もともとビジネスや起業に興味があったものの、転校前の高校では大学受験一辺倒の雰囲気に疑問があり、漠然とした不安もありました。そんなとき、地元静岡で参加したRePlayce主催のビジネスチャレンジをきっかけに、自分のやりたいことに挑戦する楽しさを実感し、もっと本気で学びたいと思い、HR高等学院に転校しました。入学して2ヶ月、思っていた以上に社会との距離が近いことに驚いています。毎日のように企業の方が学校に来て話ができる環境は、まるで職場のよう。毎日が刺激的です」
最後に調印式が行われ、業務提携に関する双方の代表サインが交わされました。
様々な分野の専門学校を運営し「技能と心の調和」を理念に掲げる三幸学園と、HR高等学院が誇るアントレプレナーシップ・キャリア教育の融合に、期待が高まります。
(取材・文/学びリンク編集部 小野ひなた)