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新着情報

東京共育学園高等部

2025年07月08日

創立30周年記念式典を挙行/東京共育学園高等部(東京都・サポート校)

東京共育学園高等部は6月28日(土)、ホテルメトロポリタン(東京都豊島区)にて「東京共育学園高等部 創立30周年記念式典 並びに一般財団法人共生教育財団 設立15周年記念式典」を行いました。

 

 

みんなが共に育つ「共育」を掲げる同学園には、病気や障害も個性の一つととらえ、発達障害のある生徒も多く在籍しています。

 

開会の挨拶に立った東京共育学園高等部の櫻井啓子校長は、「ここにお集まりいただいた多くのみなさまとともに、30周年を喜べることに深く感謝しております」と謝意を示しました。

 

「人は、『人の間』、集団のなかで役割を与えられ、時間をかけて成長するものです。東京共育学園は学校始まって以来、学校に来てもらおう、集団の中でお互い学びあってもらおうと、学校に来たくなるよう、学校に来るのがつらくないよう工夫をして参りました。時代が変わっても、これからも東京共育学園が生徒にとって安心安全の居場所でいられるよう、我々も一緒に育っていけるよう、力を尽くしていきたいと思います」

 

 

会の最中には「30年のあゆみ」も発表され、1995年の開設からさかのぼり、校舎の改装、法人内での自立訓練(生活訓練事業所)、就労移行支援事業所、就労定着支援事業所の開設などの取り組みが振り返られました。

 

 

そのなかで、「UDL(学びのユニバーサルデザイン)」に基づいた授業の本格導入、感覚過敏の生徒への環境改善として「輻射熱冷暖房装置」の設置など、個々の特性に応じた環境整備も整えられてきたことも紹介されました。

 

また、「卒業生のその後」として、現在社会人として活躍している卒業生が登壇。

中学時代の不登校を経て同学園に入学したという卒業生は、「本当に入ってよかった。在学中に支えてくださった先生の姿を見て、自分も『支援する側』の道に進みたいと思った」と当時を回顧。現在は児童発達支援・放課後等デイサービスで働いているといい、司会をつとめる先生とも楽しそうな掛け合いを見せ、近況を伝えていました。

 

 

式典の後半、サプライズゲストとしてお笑い芸人「パンサー」のみなさんが登場。

サイン色紙をかけたじゃんけん大会も開催され、会場は大いに盛り上がりました。

 

 

「パンサー」のメンバー・菅良太郎さんは、同学園の卒業生。

「僕は東京共育学園で、初めて正面からぶつかってくれる先生と出会えた。お笑い芸人になりたい夢を打ち明けた時も、背中を押してくれました。本当に楽しい日々でした」と話し、恩師との再会を喜んでいました。

 

 

式の最後には、一般財団法人共生教育財団の芹澤健二理事長が謝辞を述べました。

 

「30年前、東京共育学園は生徒4名、教員6名で始まりました。この学校で働き、この学校を選んでくれた人がいたから、ここまで来られました。ここにいらっしゃる来賓の方、保護者の方々をはじめ、私たちはこうしてどこかでつながっていて、そのご縁に助けられています。教職員を代表して、みなさまに御礼を申し上げます」

 

 

「全日制高校ではついていけない、行き場所がないなど、この学園にはみんなそれぞれの思いがあって入学してくれていると思います。ただ、発達の凸凹があっても、精神的に苦しくても、誰もが同じように受け入れられるインクルーシブな学校は日本中にできるべきで、我々のような学校が役目を終える日がいつか来ることが、本当は望ましいのではないかと思います。ただ、今年も多くの中学生に見学お申し込みをいただいています。10年後の40周年も見据え、まだまだ頑張っていきたいと思います」

 

この日、会場には多くの同窓会会員、保護者の方々が駆け付け、互いに再会を喜んでいる様子も多くみられました。

学園の30年の積み重ねが随所に感じられる式となりました。

 

▼東京共育学園高等部の詳細はコチラ

https://www.stepup-school.net/search/list/detail/38

 

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