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大学って何④
なぜ大学に行くのでしょうか

 2018年8月23日

 
卒業してからも強い絆で続く“友情”も大学進学の目的の一つ。
「大学くらいは出ておかないと」と言われる時代になりました。それだけ多くの人が大学を卒業していますが、大学は義務教育ではありません。なぜ行かなくてもよい大学をわざわざめざすのでしょうか。

まず大学をめざす目的として考えられることを羅列してみましょう。
①大学卒業という学歴が欲しい
②大学で何か(学び、スポーツ、遊び)をしたい
③広い人脈を作りたい
④仕事につながる資格や技能を身につけたい
⑤就職活動をしっかりとやりたい
⑥将来を考える時間が欲しい
⑦ただ、なんとなく


①の学歴は、ちゃんと4年制大学を卒業すると「学士」という学位(短大は「準学士」)をもらうことを指します。ちなみに、特定の大学の卒業者に「学歴が高い」と言うのは間違いで、それを言うなら学歴ではなく「学校歴」となります。

②は、「数学を勉強したい」「ラグビーをやりたい」など、大学での活動が目的になっています。遊びや趣味でも大学に行くと高いレベルでできることがあるかもしれません。

③は、友人関係や先生とのつながりを広く深く築くことですが、人生を豊かにするベースになる可能性があります。

④は、医師や弁護士、薬剤師などの資格を取ったり、エンジニアとしての技術を身につけたり、など卒業後の仕事のための活動が目的です。

⑤は、大学生活で就職についてよく考え、大学の就職指導に期待しようというものです。

⑥は、将来設計ができていないのでとりあえず大学に入って将来を決めようということで、“モラトリアム人間”(大人になることを猶予されている人)と呼ばれることがあります。

⑦は、まわりに言われるままに「とりあえず大学」という人のケースです。

実際には、いくつかの目的が重なって大学進学を決めるのでしょうが、最近の大学受験生は「みんなが行くから私も行く」という感じで目的意識が薄いと言われます。無理に将来の目標を作る必要はありませんが、大学に入ったら、いろんな考えを持った友人や経験を持った先生と積極的に交流して、自分の歩く道を探すんだという決意は持って欲しいと思います。

次回のテーマは「大学の選び方」です。