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大学って何⑤
大学の選び方/好きなところを一つ見つけよう

 2018年9月10日

 
大学のキャンパスには、市民の憩いの場があったり、外国人観光客が訪れる施設があったりする。
「大学ってどうやって選んでいいかわからない」という人は多いと思います。また、「入れる大学を探して入ったら自分に合わなかった」という人もいます。そうならないためにはまず中身で大学を選び、それからそこに入るためにどうすればいいか、を考えることが大事です。

大学の中身とは言っても、大学の内容は多彩で調べても比較することが多すぎるので困る人が多いでしょう。学部・学科の内容、教育の特徴、設備、立地条件、歴史や校風、就職状況、入試の内容と難易度、学費、教員の数や顔ぶれ、経営状況・・・と考えると、すべてを調べるのは無理です。

ではどうすればいいか考えてみましょう。

まず、何でもいいから可能性のある大学ごとに一つずつ「いいこと」をピックアップしてください。大学の資料やWebを見たり、キャンパスに行ったりして調べれば必ず一つはあるはずです。「好きな先生がいる」「やりたいことができる」「留学しやすい」「学生が生き生きしている」「入りたいサークルがある」「キャンパスに緑が多い」「通学が便利」「学費が安い」「友だちができそう」などなど。一つにするのが大変な大学でも一つに絞ってみましょう。そして、それに◎、○、△を付け、重要な順に大学を残していくのです。3~5校になったら、「いいこと」を増やして比較を繰り返してください。

たった一つの気に入ったことがあるだけでも受験大学を決めることはできます。それでもいいのです。大学受験で一番大事なのは「自分で行きたい大学を決めること」なのです。

どんな大学でも文部科学省の認可を受けています。どんな大学でも厳しい国の審査を受けており、教員の数も、設備の内容も、教室の数や広さもちゃんと基準に合っているのです。ですから、学生に“やる気”があり、たった一つでもやりたいことがあれば十分に充実した学生生活を送ることができるはずです。たとえ、入ってから期待外れだったということになったとしても「自分の責任で自分がここの大学と決めたのだからがんばろう」という気持ちになるでしょう。それで大学受験は成功だったと私は思います。

人生は一本道です。二本も三本もの道を同時に歩きながら選ぶことはできません。「自分が決めた道」を歩いていれば、それが一番自分に合った道なのです。

次回のテーマは「大学入試の内容」です。