「気になりますね！通信制高校」
今春新設校はこんなところが新しい④
新設校インタビュー②やまと高等学校 校長 西 泰弘さん
2022年3月1日
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◇◇今春新設校はこんなところが新しい
第4回 新設校インタビュー②
やまと高等学校 校長 西 泰弘さん
「『学びにくさ』を感じている子どもたちに新しい選択肢を提供します」◇◇
熊本県を本校とする広域通信制高校「やまと高等学校」が2022年4月に開校します。熊本市、福岡市、鹿児島市に拠点を設けるほか、全国から入学可能です。最大の特長は「実力派ぞろいの教員集団」。難関大学、プロへの道、未来を見つける…。これまでは既存の教育システムに「学びにくさ」を感じ、選択肢の少なかった人たちのために、卓越した経験と指導力を持つスペシャリストたちが、一人ひとりの個性を伸ばしていきます。
本校は、地域の教育に新しい選択肢を提供し、子どもたちの多様なニーズに応えることを目的に開校しました。
例えば、これまで、学力がありながらも既存の高校のシステムに合わず、進路変更を余儀なくされた生徒が、もう一度難関大学を目指すことのできるコースを設けます。また、スポーツや芸術、芸能など特定の分野に時間を割きたい生徒が、通信制高校のメリットを活用して自らの目的の実現に邁進するコースもあります。とりわけ不登校の子どもたちにとっては、これまで自分に合った学びの場が通いやすい範囲にありませんでした。そこで、本校は開校と同時に、熊本市、福岡市、鹿児島市の3か所、いずれも駅から近く通いやすい場所に学習等支援施設「そよ風学舎」を開設して、直接きめ細かい指導に当たります。
本校の特長の一つは、特色ある授業が教育課程に組み込まれていることです。通信制高校では、多彩な授業を単位修得とは別の範囲で行うことが多いのですが、本校は専門科目等にこだわりを持ち、特色ある教育が本質的な学びや単位修得に結び付くカリキュラムを編成しました。
例えば、必修の「総合的な探究の時間」では、山都町をフィールドとした課題発見、解決能力を磨く活動に取り組みます。また、本校は特別支援教育にも力を入れており、選択科目として自立活動「ライフスキル」を設けています。さらに生徒の個性を尊重し、目的を実現するべく、体育や文化・芸術分野の学習を、専門科目や学校設定科目として設けました。
本校が特に自信を持っているのが実力派ぞろいの教員集団です。大学受験では、熊本県トップ校で長年にわたり東大・京大をはじめとする難関大学や医学部を志望する受験生への指導を続けてきた教員があたります。県のスーパーティーチャーにも選出され、文部科学大臣賞も受賞しています。
また、特性のある生徒に対応する特別支援教育コーディネーターは、実際のコーディネーターを育成する立場にあったスペシャリストです。あわせて養護教諭とカウンセラーも配置します。カウンセラーは既存のスクールカウンセラーではなく、不登校をはじめ様々な事情に対応できる、病院勤務経験のある方を採用します。
専門分野で活躍してきた人材も採用しています。すべてを紹介することはできませんが、例えばプロのITエンジニアで、かつ教員免許を有している者がおります。本校の教員は、様々な分野の卓越した力を持ちつつ、「学校現場での指導経験が豊富な教員」です。より生徒に寄り添いながら、実践的な教育を行くことができるでしょう。
ICT教育にも対応しており、全国各地からオンラインでの学習が可能です。一方で、「そよ風学舎」に通学される生徒には、豊かな地域資源を活かしたリアルな授業をたくさん受けて頂きたいと思っています。
本校は、様々な事情で今の教育に「学びにくさ」を感じている子どもたちが伸び伸びと学んでいける学校です。開校にあたり集まった教員たち自身も、実はこれまでの教育に課題と限界を感じ、覚悟を持って赴任してきた者たちです。生徒・保護者・教員で多様な価値観を認め合いながら、安心して学んでいただけると確信しています。
▼やまと高等学校【スクールデータ】
・本校：熊本県上益城郡山都町滝上223
・生徒が入学できる地域（広域制）：全国47都道府県
・学習等支援支援施設（サポート校など）…そよ風学舎（熊本県熊本市、福岡県福岡市、鹿児島県鹿児島市）
今回は、「新設校インタビュー②やまと高等学校 校長 西 泰弘さん」を収録しました。新しく開校する学校の意欲が伝わったでしょうか？
次回は、「新設校インタビュー③」を収録する予定です。
次回もよろしくお願いします！