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通信制コンシェルジュ「進路相談日記」67
今の学校が合わないので転校したいのですが、親に学費面で負担をかけたくありません

 2023年4月3日

 

-こんなご相談を受けました-

▶今の学校が合わないので転校したいのですが、親に学費面で負担をかけたくありません
①相談者:高校2年生女の子 ご本人
②相談場面:合同相談会(東京・新宿)にてご相談
③進路選び経過:今の学校が合わないと高校1年生の秋ごろから感じており、五月雨登校ぎみ。出席日数はなんとかクリアできているがこのまま卒業まで通うのは難しいと感じていて、自分で通信制高校を調べ始めたところ。まだ具体的には決められていないが転校に向けては固い意志がある。
④ご本人の状態:今の学校は合わず辞めたいが、高卒資格は確実に取得したい。ただ、現在私立の全日制高校に通っていることもあり、これ以上親に経済的な負担をかけたくないと感じており、転校自体を両親に話せていない。

▶相談内容詳細
※以下、ご相談者様を「相」、コンシェルジュを「コ」と表記
相:今は私立の学校に通っています。でも先生や通っている子たちの雰囲気がどうしても会わなくて…。転校したいと色々自分でも調べているんですが、いまいちよくわからなくて。

コ:今日は合同相談会へお越しいただきありがとうございます。たくさんあって、どこから絞り込んだらいいのか分からないですよね。

相:はい、「こんな学校がいい」みたいなのもいまいち固まらないです。でも高校卒業後は大学進学を希望していて、今も私立の学校に通っていることもあって、親に経済的な負担をかけたくない気持ちがあるのでできれば学費の安いところがいいです。

コ:そうですよね…。通信制高校の場合はスクーリング以外に設けられている登校コースはいわゆるオプション扱いになる場合が多いので、通学日数を少なくした方が学費負担が減る場合が多いです。

相:なるほど!ちなみに公立の通信制もあると聞いたんですが、やっぱり公立の方が学費負担は少ないんですよね?

コ:そうですね。でも公立の通信は数も少なくて、定員の関係で転入できなかったり、卒業率も低い場合があったりするので、そのあたりのサポートも比較いただいた上で決めていただくといいかもしれません。

▶お答えした学校選びのヒント
ご自分で学校を調べているご本人からのご相談もよくお受けするのですが、「学費面で親に負担をかけたくない」といったお声は本当に多いです。ご家庭やご両親のことをよく見て、若いながらに色々なことを考えていらっしゃるのですね。

学費面では、今回のご相談者様がおっしゃるように公立通信の方が安価になるのですが、自学自習の部分が多く、家庭学習が中心になることで卒業率が私立に比べると低い傾向にあります。高校卒業後の進路未決定率も私立より高かったり、そもそも定員の関係で転入できなかったりという面もありますので、お問合せいただいた上でよく比較いただく必要があります。

私立通信制の中から選ぶ場合は、上記でお話したように、通学日数を抑えるとその分学費負担も抑えられる場合が多いです。
同じ学校の中でも複数のコースがある場合も多いので、よく見比べていただくといいと思います。
1単位当たりの単位料も学校によって異なりますが、単位料の部分は国からの就学支援金の適応対象になります。対象となる世帯の場合は単位料部分が無償になったり一部軽減になったりしますので、詳しくは学校へお問合せ下さい。

ただ、どうしても通学日数を抑えると家庭学習の割合は高くなります。
学習に不安があったり、一人で進めていくのが心配な場合は登校コースを選んだ方がいい場合もありますので、よくよくご相談の上、ご検討いただくのがおススメです。

今回のご相談者様も少し一人で進めるのは不安だというお話だったので、通学日数を抑えられるネットコースと、普段の登校で学習をサポートしてくれる登校コースのどちらも選べるタイプの学校をいくつかご紹介しました。 残りの単位数やご家庭の世帯年収によって学費は大きく異なってくるので、学校のパンフレットを見ながらお母さま・お父さまにご相談いただくようお話しました。


・・・いかがでしたか? 同じような状況のご相談、最近増えています。
進路選択の際に、参考にしてみてください(^-^)

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