ちょっと踏み出す勇気
中3のとき先生に「りゅうにはあの高校が合うかも」と勧められて高校見学に行きました。「高校ってどうせこの延長でしょ?」と思っていたら、校則も自由だし制服も超カワイくて、「超カッコいい!超カワイイ!みんな恥ずかしがらずに自分を表現してる!」って感じて「ちょっと踏み出すだけでこんなに違う世界が広がってるんだ。世界を狭めていたのは自分だった」って思えたんです。それからはその高校に入りたい一心で必死で勉強しました。中学校時代は本当に楽しくありませんでした。けどそれって自分を出してないからだなと気づいて。自分が好きなことを誰にも話したこともないし、その当時は出したところで変わらないとわかっていました。それよりもみんなから嫌われたり、からかわれたりする恐怖の方が上回っていたんです。
「りゅうちぇる」デビュー

高校は本当にそれまでにないぐらい楽しかった。全校集会でりゅうちぇるコールが鳴って舞台に上って踊ったりしたこともあって、「僕って目立ちたがり屋だったんだ」と思えるぐらいすごく自分を出せたんです。学校でも「Twitter見てます」「カワイイ」「一緒に写真撮って」って言ってもらえたし、フォロワーも増えて高校生活はすごく自分にとって自信になりました。