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「通信制高校」が気になるあなたへ①
そもそも通信制高校って? その3

 2018年11月21日

 


通信制高校での学習は、レポート、スクーリング、テストの三つからなっています。

このうち、レポート課題は、学校の宿題のように、自分で取り組むものです。基本的に、レポートはそれぞれの学校で作られているので、内容も学校によって違います。これは、学校の授業がそれぞれの学校や先生によって違っているのと同じです。

スクーリングは、このレポート課題を完成させるために、先生から直接指導を受ける時間です。スクーリングの内容は、レポートの解説だけではなく、その教科について幅広く知識を得られるように工夫されていたり、生徒が集まって、普段はできないような体験活動をするスクーリングが設定されている場合もあります。スクーリングの進度や取り扱う内容については、学校ごとの違いがあります。これも、全日制や定時制の高校と同じです。

一方、レポートの通数とスクーリングの回数は、教科によって必要数が違いますが、例えば国語なら、一科目でレポート12通、スクーリング4回程度となります。これは、毎日通って授業を受ける、全日制や定時制の高校とはずいぶん違っています。

ただし、ここで注意したいのは、毎日登校して学校で授業を受けなくても良いというのは、通信制高校では学習量が少なくても良いという意味ではないということです。スクーリングの予習や復習、レポート課題の作成、修正などの学習を、それぞれの生徒が、自分の都合の良い時間と場所で進めるのが、通信制高校の学習スタイルです。

あなたは、「自分に向いていそう」と感じましたか? それとも、「ちょっと大変そう」と感じたでしょうか? 中学生の頃の私は、この説明を聞いたら、ちょっとムリそうだな、と思っていたと思います(今でも無理かもしれません…)。

でも実は、そんなみなさんと同じような不安を持って通信制高校へ進学した人は他にもたくさんいて、そのために、日常的に学習の支援をしている学校もあるのです。

次回は、学習のスタイルやサポート体制などについて、公立校と私立校の違いを中心にみていきたいと思います。