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河合塾COSMO
2020年08月28日
教職員向けの大学入試情報説明会(東京都・サポート校)
8月26日(水)、河合塾COSMO東京校(東京都・新宿区)にて通信制高校・通信制課程の教職員へ向けた大学入試情報説明会が行われました。
2021年度の大学入試は、試験制度そのものが変わるうえ、新型コロナウイルス感染症対策も加わり多くの変更点があります。
前半では2020年度の入試を振り返りながら今年度の傾向を説明しました。2021年度入試はこれまでの制度変換年と同様、受験生の安全志向が強まり推薦入試に流れる傾向があるといいます。
また、大学側も受験生の傾向をふまえ、推薦枠を増やして定員を確保しようとする動きがあるといいます。なかにはこれまで一般試験で比較的入りやすかった学校も、推薦枠で7割近く定員を確保している場合もあるので、受験の際は注意が必要だと話しました。
続いてセンター試験に変わる共通テストの出題傾向を解説しました。共通テストではどの科目においても思考力を重視した問題が多く出題され、センター試験の時のように偶然で答えがあうような問題は減っていくとのことです。対策のためには、試行調査の問題や模擬試験に取り組むことが大切だといいます。
さらに、個別試験のルール変更についても解説しました。大まかな傾向としては推薦入試、一般入試ともに学力と主体性を総合的に判断していきます。学力と主体性を総合的に判断する流れにはなりますが、現実的な対応を考慮して既存の試験傾向を踏襲する大学や、独自方式の試験を実施する大学など様々です。受験する際は志望する大学・学部に合わせて対策をする必要があります。
新型コロナウイルス感染症は、大学入試にも様々な影響を及ぼしています。1月に実施する共通テストの日程は学業の遅れを考慮して、2つの日程(①1/16,17、②1/30,31)から選べるようになりました。日程は選べるものの、第2日程を選択する場合は私立大一般選抜が始まる時期と重なることに加え、試験会場も都道府県に一つだけですので、選ぶ際には注意が必要です。
新型コロナウイルス感染症の影響は秋以降も続いていくと考えられます。各大学も試験ルールを変更する場合があるので、事前に配布されている紙の資料よりもWEB上で最新の情報を確認してほしいとのことでした。
最後に、説明会を担当した河合塾COSMOの平野稔さんは「生徒の志望校を見極め、自信を養いながら、チャレンジさせていくことが大切だと思います」と述べました。
河合塾COSMOでは秋以降も大学入試情報説明会を実施します。
また、入塾を検討されている方に夏期講座をはじめとした各種イベントも用意しています。
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