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京都芸術大学附属高等学校
2020年11月06日
岡本真夜さん作詞作曲「光」が校歌に
京都芸術大学附属高等学校(京都市左京区)は、京都芸術大学(学校法人瓜生山学園)が母体となり2019年4月に開校した通信制高校です。
徳山豊理事長(学校法人瓜生山学園)から校歌のプロデュースを依頼された小山薫堂副学長(京都芸術大学)が「これまで日本中の人に勇気と希望を与えてきた岡本真夜さんの「TOMORROW」のような明るい楽曲を作りたい」と、シンガーソングライターの岡本真夜さんに制作を依頼。2年目を迎えた今年、岡本さんが作詞作曲した「光」が校歌になりました。
約6ヶ月の制作期間を経て校歌が完成し、本来は4月の入学式で初披露される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により入学式が中止に。6月には学校が再開となったものの、感染症への警戒は続き校歌を披露できるイベントは開催できませんでした。
そして今回、9月16日に感染症対策を十分に講じた上で入学式に代わる新入生歓迎会を実施。会には2・3年生も同席し、ようやく校歌初披露となりました。
新入生歓迎会では、今回の企画を考案した小山副学長が岡本さんの代表曲「TOMORROW」の歌詞を交えた祝辞を述べた後、岡本さんがサプライズでステージに登場し同楽曲を生徒たちにプレゼント。続けて、校歌「光」を本人の歌唱で初披露しました。
歌唱後には、代表の挨拶をした1年生の吉井麻世さん、3年生の初瀬陽南さんがステージ上で岡本さんの直筆サインが入った楽譜を受け取りました。
▲岡本真夜さんから楽譜を贈呈[撮影:高橋保世]
楽譜を受け取った吉井さんは「まさかご本人が来てくださるとは思っていなかったので、私も周りのみんなも驚いていました」と、岡本さんのサプライズ登場時の様子を話します。
また校歌「光」について「“未来を切り開こう”“明日へ繋げよう”というポジティブな歌詞が印象的でした。この学校では挑戦をしたり、新しいものを作ることが多いので、とても勇気づけられます」と感想を述べました。
▲新入生代表で楽譜を受け取った吉井麻世さん
京都芸術大学附属高等学校は「自分らしさを尊重しながら、他者との違いを知り、お互いを認め合う」という芸術的観点を根幹に、生徒一人ひとりを大切にする教育指導を行っています。個性が尊重される校風が気に入り入学を決めたという吉井さんは6月から始まった新生活を通して、先生たちが一人ひとりを肯定し、全員が意見を言いやすい環境が整えられていると実感している様子。
▲授業風景
コロナ禍の自粛期間では、全国の新入生たちが不安を抱えていました。吉井さんも学校が再開した当初は不安もあったといいますが「担任の先生にポジティブに考えられる価値観を教えてもらいました。まずは自分を受け入れてあげることが大切なのかと思います」と、先生のアドバイスで前向きになれたといいます。また、これからの学校生活について「今年は新型コロナウイルスの影響でできなかったことが沢山あります。しかし、その分来年は新鮮な気持ちを持ったまま色々なことに取り組めると思うので、授業やイベントなどすべてが楽しみです」と、今後への期待を話しました。
現在校歌は、生徒が多く集まるお昼休みの時間に流れているそうです。弾むようなメロディーに乗せた前向きな歌詞が、夢に向かって進む生徒の背中を後押しすることでしょう。