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2018年08月13日

養護教諭「いじめ対応」調査 4割が対応に不安(1/3)

「いじめ対応、裏目に」4割が経験

 

 

 

過去にいじめ被害者の対応を行った養護教諭10名のうち4名(40%)が、自身の対応が裏目に出た経験が「ややある」と回答しました。対応の結果で、大きな問題につながったケースは聞かれませんでしたが、「雑談と意 識しつつも根ほり葉ほり聞きすぎてしまった」(公立小学校)、「生徒の話も1日で変わるから、日によって対応が変わってしまう。昨日言った対応策も失敗だったのかなと思う」(公立高校)など、状況を悪化させたというよりも、自信のなさや、不安や疑問を抱えながら対応を行っている様子がうかがえます。

 

また、「親が子を叱咤激励して、逃げ場がなくなるような状況となった」(公立高校)など、保護者の介入により状況を複雑にしてしまったケースもあるようです。 一方で「忙しさから、助けを求められたときに保健室にいてあげられなかった」(公立中学校)というように、 養護教諭の多忙さや構造的な課題が対応の壁となっている現実も浮き彫りになっています。

 

こうした声がある中、いじめに関する他の教員との意識の違いを聞いたところ、「ある」「ややある」と回答した教諭が70%いました。具体例を聞いたところ、「重く捉える時と軽く受け流す時がある」(公立中学校)、「重大事案は管理職や保護者が関わるため対応が綿密になるが、小さなトラブルの際の対応は現状把握と注意で留まる傾向。繰り返し両者の言い分を確認する時間や意識が低い」(公立中学校)など、事案の重大さによって意識が変わることが指摘されています。

 

また、役職別では、「担任」については「クラス内で完結させようとする」(公立高校)、「部活顧問」では「隠してしまう人もいるかもしれない。部活内で完結しようとする」(公立高校)などの回答があったほか、「自分一人で解決できると思っている様子。次回以降の改善策につながらない」(公立小学校)と、問題を共有せず、自分で解決してしまう教員の存在があるようです。

 

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