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通信制高校専門出版社 学びリンク株式会社 30周年企画「最強の通信制高校」

10年後に自分らしく輝くために
つくば開成福岡高校(福岡県)

つくば開成福岡高校の進路指導は、「10年後を見据えた自分づくり」を重視して行われています。高校卒業をゴールとするのではなく、社会に出た時にどんな自分で在りたいのか。そんな同校の進路指導について、進路指導を担当する村中善司先生(左)と中尾恭子先生(右)に伺いました。



つくば開成福岡高校の進路決定率は95%。入学してくる生徒の多くは中学時代に不登校を経験しており、入学時から進路について考えられている生徒はほとんどいないといいます。そのなかで、高い進路決定率を出せている背景として進路指導を統括している村中善司先生は「学校生活の中で自信をつけていっているのが大きい」と説明。「不登校経験があるからこそ、まずは『学校に登校する』『友達を作る』といった目の前のことから取り組み、少しずつ自信をつけていくことから始めます。小さな成功体験が自信につながり、やがて進路を考える力になると考えているからです」と考えを話しました。

こうした取り組みは、生徒の学ぶ意欲にもつながっているといいます。日々の授業や同校が推奨している検定への合格から、「勉強の楽しさ」を感じる生徒も多く、大学・専門学校へ進学する生徒は9割近くに上ります。尚かつ、約50%いる大学進学者の内6~7割は一般選抜で受験。年内入試といわれる総合型・学校推薦型選抜の需要が高まる中でも、自ら学力勝負の一般選抜に挑む生徒が多いそうです。

また、複数の先生が一つのクラスを担当する「チーム担任制」を取り入れ、生徒の進路指導に個別対応できる体制が整えられています。どの生徒にも“話しやすい先生”がいるため、面談でも一人ひとりの希望を聞き出しやすくなっているそうです。村中先生は「大事なのは、生徒を焦らせず、生徒自身のペースで進路決定をすること。我々教員は、それを様々な形でフォローしながら、待つことも大事だと思っています」と考えを話しました。

様々な進路指導を行う中で最も大事にしていることは、10年後に生徒がどんな自分でいたいのか。同じく進路指導を担当する中尾恭子先生は、「昨年、開校から10周年を迎え、1期生も同時に25歳を迎えました。それぞれの目標に向かって頑張っている姿は、進路指導を担当するものとして非常に嬉しくなりました」と、笑顔で語りました。

ただ進路を決めるのではなく、25歳を一つの目標になりたい自分像から進路を考えていく。そんなつくば開成福岡高校の進路指導だからこそ、生徒たちは自信を持って次の進路に進んでいけるのかもしれません。


School Data
つくば開成福岡高等学校
810-0001 福岡県福岡市中央区天神5丁目3-1
TEL 092-761-1663
受付時間 8:00〜18:00

HP https://tkf.ed.jp/