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「気になりますね!通信制高校」
どうしたら通信制高校卒業になるの③「転入・編入から高卒を目指すには」

 2020年8月17日
 

◇◇第3回 転入・編入から高卒を目指すには◇◇

毎年約2万人の途中入学者
通信制高校へ年度途中に入学してくる生徒数は約2万人となっています。2018年度で見ると、22,865人(公立高2,207人、私立高20,658人)が転入学、編入学などによって年度途中に入学しています。
14年度から18年度の5年間平均を見ても、毎年約2万人、内訳は公立校10%、私立校90%の割合で途中入学があります。
これだけ多くの生徒が途中入学してくるのには理由があります。
このシリーズ第2回「高卒を自分のペースで組み立てる」でも書きましたが、通信制高校は単位制の仕組みを取り入れているため、全日制高校や定時制高校のように毎日に学校に行くことが卒業条件になっていません。各科目で決められたスクーリング回数、レポート提出数をこなせば単位が修得できます。
また、一度修得した単位は高校をかわる場合でも消えることがなく、次の高校へ引き継げます。このため、学習成果を無駄にすることなく高校卒業が目指せます。
保護者の皆さんが高校生活を送っていたころは、単位制という仕組みも現在ほど普及していない状況だったことで、入学した高校で高校生活が継続できなければほとんどが「高校をやめる」という選択になっていました。通信制高校の学校数が増えて「やめる」から「かわる」という選択肢ができたことで、高校中退者数も1990年度の123,529人から20年度では48,594人と約4割のレベルにまで減少しています。

転入学と編入学の進め方
高校をかわる方法には、転入学、編入学などがあります。これを総称して転編入学と呼んでいます。
転入学は、高校に在籍している人が別の高校にかわることで、いわば“転校”です。一つの高校の中で全日制から通信制へかわる場合は転籍と呼んでいます。
編入学は、高校を中退した人が高校に再度の入学することです。編入学は、単位を修得した人が再入学する状態で、高校一年で中退した人の場合は修得単位がありませんから改めて一般受験者と一緒に再受験することになります。
転編入を柔軟に受け入れられる通信制高校には、毎年、多くの転編入生が入学してきます。
転編入学のプロセスを大きく分けると次の4段階になります。

《転編入学のプロセス》
1.入りたい学校を探す
2.その学校が転入学、編入学を受け入れるか確認する
3.必要な書類を確認し準備する
4.転入学試験、編入学試験


最終的には転編入学ともに、試験に合格する必要がありますが、この試験は多くの場合面接・作文などによっています。そのため、改めてその学校で高校卒業を目指す意志を示せることが大切になります。重要なのは「入りたい学校を探す」ということになるでしょう。
転入学と編入学で少し注意が必要なのは、高校をかわることができる時期が異なる点です。
通信制高校への転入学の場合は、ほぼ随時できます。転入学したい通信制高校が見つかれば随時相談できます。
編入学の場合は、一般的には学期の切れ目となります。通信制高校は、二期制の学校が多いため、編入学時期は4月と10月となり、応募時期はその前の1~3月、7~9月などとなります。

今回のシリーズでは「どうしたら通信制高校卒業になるの?」というテーマで3回に渡って連載させたいただきました。いかがでしたか?

次回シリーズは、通信制高校の学校数や生徒数の現状がどうなっているか最新データを使ってご説明します。
次回シリーズもよろしくお願いします!