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「気になりますね!通信制高校」
通信制生徒大幅増って、なんでだろ?②
学習内容から見る人気校

 2022年1月16日
 

◇◇「通信制生徒大幅増って、なんでだろ?」(3回連載)
第2回 学習内容から見る人気校

◎通信制学習「1セット」の活用

通信制高校は、ほとんどの学校が普通科の学校で、ほかに総合学科、専門学科(機械科など)があります。どの高校も英・数・国・理・社などの高校普通科目を学びます。

ざっくり言ってしまうと、卒業に必要な74単位分の学習内容は同じです。学び方も、レポート学習を中核にスクーリング(面接指導)を組み合わせたもので、骨格は同じです。
レポート制作のためのメディア学習として活用されているものは、NHK高校講座や教科書授業インターネット講座(東京書籍)などがあります。これが通信制高校“2大メディア”です。
ほかにICT活用例として利用されているのが「すらら」「スタディサプリ」などで、学校独自コンテンツを用意している場合もあります。

上記が卒業までの“通信制学習1セット”になります。
「ざっくり言って内容は同じ」ですが、どんな生徒を対象としているかで運用スキルは異なりますから、個別相談などの際にはチェックしてみるのも学校選びの判断材料になるかもしれません。
例えば、基礎からやり直したい場合は、どんな組み合わせになるのか。大学進学を考えた場合にはどんな組み合わせになるのか、といったチェックです。人気校は、この組み合わせが巧みです。

◎「探求」で差がつく!?

これまで各校の特徴を色濃く反映してきたのは、高校普通科目の学習より課外での学習でした。
こちらのほうは、バリーション豊富です。マンガ・イラスト、ビューティー、ペット、ダンス、声優・音楽、プログラミングなど。「大学進学」や最近人気のeスポーツなどもこちらの分類です。

課外で何ができるかは、各校の特徴を知る端的なものになります。
一方、卒業に必要な普通科目も各校の個性がこれまでより出てきています。背景にあるのは、22年度から高校に導入された新学習指導要領による「探求」という科目です。

古典が古典探求、日本史が日本史探究など科目名のうしろに「探求」という2字が付けられた科目が誕生しました。
「探求」のうたい文句は、新時代を生きる生徒たちに必要な課題解決能力と主体的に学ぶ力をつける。というものです。
保護者の方なら、内容はともかくうなずかざるを得ない文句でしょうか。

なかでも「総合的な探求の時間」(以前は「総合的な学習の時間」)という必修科目がどんな内容かを見るとその学校の面白さが見えてくるかもしれません。
この科目は、身近に起きていることや生徒の興味・関心のあることから学びを深めるというコンセプトです。

20年度に大阪市に開校して生徒が急増している大阪つくば開成高校では、一例ですがこの時間を使って幼児教育について学ぶ「保育」という授業を行っています。
お遊戯、紙芝居、絵本の読み聞かせ、かくれんぼなどを専門家の指導を通して実践することで幼児の気持ちを理解する取り組みが行われています。

また、さくら国際高校東京校では、世界遺産を通じて見えてくる課題と解決策をSDGsと結びつけて考える学習を外部発表なども含めて3年間かけて進めています。
ひと味違った「総合的な探求の時間」にその学校の思いのようなものが詰まっているようです。


今回は、『学習内容から見る人気校』についてご説明しました。いかがだったでしょうか?

次回は「通いたくなる人気校」についてご説明します。次回もよろしくお願いします!