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「気になりますね!通信制高校」
今春新設校のここが魅力①
新設15校でわかる通信制トレンド

 2022年2月15日
 

◇◇「今春新設校のここが魅力」(3回連載)
第1回 新設15校でわかる通信制トレンド



◎従来と異なる生徒層を受け入れる

通信制高校は、2023年4月、上の一覧表で見るように15校の新設が予定されています。15校はすべて私立通信制高校です。
開校地は、北海道、東北、関東、東海、近畿、九州、沖縄と各地域にわたっています。前回シリーズでお伝えしたように、今年度の通信制高校生は約23万8千人と前年度から約2万人と大幅増となっています。通信制高校へのニーズが全国的に高まっていることを反映しているようです。

通信制高校には、学校を分類するいくつかの分け方があります。それに従って、今春新設する学校を見てもらいます。
この分類法は、既存の通信制高校にも当てはまりますから、学校探しの際にも応用していただけます。

まず「独立校」と「併置校」という分け方があります。聞き慣れないでしょうが、独立校は通信制課程だけを持った高校。併置校は、通信制とともに全日制や定時制など複数の課程を持った高校です。

今春開校15校は、独立校が3分の1の5校、3分の2の10校が併置校です。既存校では約6割が独立校で、約4割が併置校ですから併置校の割合が大きいことになります。
併置校が多くなった背景は、2つあります。1つは、全日制などに入学したものの、毎日登校するなどが負担になり途中で続かなくなる生徒を柔軟な登校のできる通信制で受け入れる。もう1つは、その学校のそれまで対象としていた入学生と異なる生徒を受け入れる。

絞った層に焦点を当てたのが中京大学附属中京高校(愛知県)です。出願資格に「スポーツや文化芸術等に特別に秀でており、活動と学習の両立を目指す者」としています。テニスやピアノ、クラシックバレエなどトップ選手や芸術家は幼少期から欧米など海外に練習拠点を置く人も多く、通信制課程を開設することで日本の高校を卒業できる環境を整えます。

併置校の場合、1つの校舎を複数の課程で使用すると自由に使えない場合も出てきます。このため新設校のなかには、通信制独自校舎を設ける学校もあります(長崎南山高校)。

◎通信制にもある女子校、男子校

入学できる地域を分類しているものに「広域校」と「狭域校」があります。広域校は、3県以上から入学できる学校、狭域校は2県以内から入学できる学校です。
今春新設校では7校が広域校で、うち4校は全国から入学できます。8校が狭域校で、本校所在地と隣接1県からのみ入学できます。

広域校は、インターネットを駆使する仕組みを持った学校が増えてきました。日本最南端の沖縄県石垣市(石垣島)に開校する瑞穂MSC高校は、「ネットの高校」を打ち出し、動画コンテンツなどを充実させています。この一方で、全国5か所のスクーリング会場、15か所の自習室なども開設します。
ネットの高校であると同時に通いやすさも求められるのが最近の通信制高校のトレンドです。

通信制高校にも女子校、男子校があります。今春開校する山梨英和高校(山梨県甲府市)は国内8校目となる女子校です。通信制課程は「グレイスコース」と呼んでいます。系列の山梨英和大学リカレントコースなどの受講による修得単位は、高校卒業単位に認定されます。

一方、国内2校目の男子校となるのが長崎南山高校(長崎県長崎市)です。希望する生徒には、全日制授業の受講もできます。




今回は、「新設15校でわかる通信制トレンド」についてご説明しました。いかがだったでしょうか?

次回は「高大7年or5年一貫教育構想」についてご説明します。次回もよろしくお願いします!