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「気になりますね!通信制高校」
通信制高校が大人気!それって“バブル”!?②
2023年度の最新通信制高校指標

 2023年9月1日
 

◇◇通信制高校が大人気! それって“バブル”!?(3回連載)
第2回 2023年度の最新通信制高校指標

◎高校生12人に1人が通信制!?

文部科学省は、毎年5月1日現在の幼稚園から大学までの生徒数を調べ、その速報値を8月に、確定値を12月に発表しています。

その調査結果をもとに、ちょうど1年前のこのメルマガで「高校生13人に1人が通信制生徒」と書きました。今年8月に発表された調査結果では、それが「12人に1人」となりました。

通信制高校生徒数は、「26万4,797人」(公立校57,255人、私立校207,542人)となり前年度から2万6,530人増えました。生徒数、前年度増加数ともに過去最高です。公私ともに増え、私立校生徒数が20万人を超えたのは初めてです。
22年度も前年度から約2万人増加しましたが、それを大きく上回る増加数となりました。

調査結果は都道府県別にわかるのですが、通信制高校生徒数がこの3年間連続で増加しているのは27都道府県(22年度は18道県)となっています。逆に3年間連続で減少しているのは1県だけです。
通信制高校生徒増が全国的な傾向となっているのがわかります。

次の表で見るように高校生に占める割合も、前述の通り高校生全体で見ると「12人に1人」、私立高校生に限ってみると「6人に1人」となっています。



◎自由な学校生活のイメージが拡散

下にある「通信制高校の主な指標(2023年度)」で見る私立校の指標はどれも過去最高となっています。
公立通信制高校は、21年度まで19年間にわたって生徒減を続けていましたが、22年度は20年ぶりに増加に転じ、さらに今年度は着実に増加しました。公立校では、女子生徒の比率が高まる傾向があります。



“過去最高”という言葉を文中に頻繁に使ってきましたが、これは昨年度に続いてのことです。
通信制高校へのニーズが持続しているように思います。

背景には、自由になる時間を使って自分のペースで学校生活を組み立てることができる通信制高校の特徴が支持されているのだと思います。
生徒数が増えることは、その組み立て事例が拡散している面があります。頭の中で考えるだけだと、学校生活のイメージが広がらないものですが実際に生活する生徒や卒業生の様子を知ることで自分に合った学校生活が想像できるようになってきているのでしょう。


今回は、「2023年度の最新通信制高校指標」についてご説明しました。いかがだったでしょうか?

次回は、『「選ぶ」ことは自分が「選ばれること」』についてご説明します。
次回もよろしくお願いします!