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「不登校に効く心理学の話」執筆者・椎名雄一 メッセージ・プロフィール

コラム「不登校に効く心理学の話」連載スタート メッセージ


新年度が始まりました。
3月から「来年度は学校に通えるか?」と心配で心配でたまらない日々を過ごしていた保護者の方、中高生も多いのではないかと思います。
学びリンク「通信制高校 合同相談会」でカウンセリングを担当させていただいている私のところにも毎日、何通も「昼夜逆転していますが新学期大丈夫でしょうか?」「学校に先に伝えておいた方が良いことはありますか?」「勉強をする気になれないようなのですが、、、」と4月からのスタートを不安に思う保護者のみなさんからの相談が来ていました。皆さんそれぞれが自分自身が新学期に大変な試練を乗り越えなくてはいけない当事者のように心配しておられました。
不登校の難しいところは「代わってあげられない」ことかもしれません。
私自身も中高生でも保護者ですらない立場から皆さんと関わってできる限りのことをさせていただいておりますが、思うように行かないこともあります。それでも一番辛いのはお子さん本人だと思いますので、少しでも明るい未来が開けるようにと思っています。

学びリンク カウンセリング室 室長、一般社団法人 日本心理療法協会 代表理事 椎名雄一




◇椎名雄一(学びリンク カウンセリング室 室長、一般社団法人 日本心理療法協会 代表理事)プロフィール
1973年千葉県に生まれる。千葉大学工学部情報工学科卒業。電気通信事業会社に入社後、20代でうつ病を発症し、約10年間、ひきこもり、自殺未遂などを経験。
その経験を悩んでいる人の役に立てようと心理カウンセラーとなり、現在までに30,000人を超す人たちを社会復帰につなげてきました。
「一般論ではなく個人的な解決方法が大事」と考え、毎日100通を超える保護者からの相談に応えたり、中高生の自宅でゲームをしたりと現場での活動を続けています。

◇著書
『不登校引きこもりから抜け出す7つのステップ』『若者の本音図鑑』(以上、学びリンク)
『「落ち込み気分」が続いたときに読む本』(すばる舎)

◇カウンセリング分野
「不登校は保護者の価値観をボロボロにする」「頭の中が真っ白になった」 不登校が始まると多くの保護者がパニックになります。赤ちゃんの時から一生懸命に育ててきた我が子の気持ちがわからない。必死になって動けば動くほど裏目に出て、心の距離がどんどん離れていく。多くの保護者がそんな森に迷い込んで迷子になっています。僕はかつて8年間その森をさまよっていました。そして、元気になってからはその森に迷い込んだ親子を出口に案内するガイドになりました。どんなに深刻な状況でも必ず出口があります。まず最初にやっていただきたいのは保護者が余裕を取り戻すことです。パニックのままお子さんと関わればお子さんを傷つけ、事態をさらに悪化させてしまうからです。そのために一人で頑張らずにぜひ相談してください。