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活動の主軸は「集まり」 来てくれるのはすごいこと

星島 様々な取り組みをしていますが、それでも基本的にはやはり毎月の集まりを一番に考えています。膝を交えて話せる関係が大切ですので、ここがおざなりになってしまうなら全部をやめるほうがいい、というぐらいに集まりを重視しています。


大内 Snowの活動の柱は、ご家族がしんどい思いを吐露する場を作ること。周囲に理解を示してくれるお友達や親戚がいても、ちょっとした言葉で傷ついたり、誤解に落胆してしまう。だけど、ここに来る人はみんなOD患者の親ですから、会の中で「お恥ずかしながら」と話し始めたことも、みんな「あるある」と聴いている。「Snowのやくそく」というものがあり、ここで聞いた内容はむやみに人に話してはいけないこととしています。私たちには宗教もないし、モノを売りつけたりも絶対にしませんから、そういった安心感の中で情報交換や気持ちを吐き出せて頂けていると思います。


星島 共感して聴いてもらえるからこそ安心して話せる。ですから、集まりの名称も「聴こう・話そう」で、「聴こう」が先なんですね。

ODには特効薬や治療法がなく、子どもの自己肯定感、自己効力感を育てることが大切。これは親自身も同じで、簡単に言うと、お母さんが笑顔でいることが一番大切なんです。Snowの集まりにいらっしゃると、多少なりとも心が軽くなって笑顔になる方が多いと感じています。だけど、本当は最初に集まりに参加すること自体が大変なことなんです。初めての場所に行くことは緊張もするでしょうし、怖い、何があるかわからない、と思われる方もいらっしゃると思います。


大内 ODの子の親って、子どもが寝ていたら気が気じゃないし、起きてれば学校に連れていくかもしれないと、予定が立たないんです。だから予約制ではなく、いつ来てもいつ帰ってもいいようにしています。事前に「行きます」と連絡くださる方の中には、自分に「行くんだ」と言い聞かせている方もあると思います。「連絡くださったからといって『絶対に行かなくては』とご自分にプレッシャーをかけないでくださいね」とお返事することもあります。


星島 ですから、来てくれるだけで本当にすごいこと。私たちがいつもお伝えするのは「温かい飲み物を用意してお待ちしています」というメッセージです。温かい飲み物とは、心も温かくして帰って欲しいという意味も含んでいます。だけど、緊張して来られて、飲み物コーナーに近づかない方に、「コーヒーいかがですか?」と言っても断られる場合がある。でも、それが 2回、3回参加されると、「飲もうかな」って。それが本当にうれしくて。


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